一歩前へ

ゴリ旅 酒好きのアラサーが自転車で日本を旅します。2019/04/22福岡発反時計回り

【旅129日目】小さな百名山・筑波山と日本宇宙研究JAXAの歴史

8/28(水) 曇り一時雨

 

おはようございます。

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道の駅に大きな屋根があったので、雨の心配もなくゆっくりと寝ることが出来ました。

今日の天気は・・・一時雨が降りそうですがそこまで酷くはならそう。ということで筑波山に行ってみましょう!それでは元気にいってみよー୧(๑•̀ㅁ•́๑)૭

 

・・・

 

十数キロなので天気を見ていたら意外と時間が経ってしまいました。( ᷇࿀ ᷆ )

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今日の天気はこんな感じ。曇天、一面真っ白です。。。山!山はどこじゃ~!?

 

とりあえず、何故か北関東に沢山あるいつものセイコマで食料を補給します。

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登山用のパンを買っておきました。

 

近付くとようやく姿が見えてきました。

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筑波山!こちら側から見ると独立峰のように見えます。昔から江戸から見て "雪の富士"、"紫の筑波" は関東の二名山です。ですが山頂は雲隠れしてしまっていました。( ᷇࿀ ᷆ ) うーん、晴れないかな~。

 

筑波山ジオパークに指定されています。

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全域が水郷筑波国定公園に指定された保護エリアで、中腹から山頂付近は特別保護地区となっています。自然が豊かなところ!天気は今一つですが楽しみです。

 

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250mほど坂を登りますが10%程度の坂がずっと続き、そこまで高度はないもののそれなりにしんどいものでした。

観光案内所の横に自転車を停めさせていただき、一礼して鳥居を潜ります。

 

そしてまずは筑波山神社へご参拝します。

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筑波山は、関東地方に人が住むようになったころから信仰の対象として仰がれてきました。二峰相並ぶため、自然に男女二柱の祖神が祀られるようになりました。

御祭神伊弉諾尊(いざなぎのみこと)男体山871mに、伊弉冊尊(いざなみのみこと)が女体山877mに祀られています。

山下の南面中腹(270m)に拝殿があり、これより山上の境内地 "筑波山" を御神体として、本殿はそれぞれの山頂にあります。創祀は遠く神代で天地開闢の初、諾冊二尊が天祖の詔をうけて高天原を起ち、天之浮橋に並び立ち天之瓊矛(あめのぬぼこ)で滄海をかき混ぜ、鉾の先よりしたたり落ちる雫で筑波山を造り得て降臨しました。万葉集には筑波の歌二十五首が載せられ、深い歴史があり愛されてきたことが分かります。

 

この鳥居より本格的に登山が始まります。

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御幸ヶ原コースで。 

 

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実はケーブルカーもあります。笑

ですが折角なのでここは登山道を行きます。

 

古来から踏まれてきたであろう道を進みます。

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きちんと整備されていますし、道迷いの心配はありません。(*´з`)

 

横にはケーブルカーの線路が走っているところもあります。

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比較的気軽に本殿はご参拝出来るのはいいことなのかもしれませんね。

 

途中から霧雨に降られながら、ようやく男体山頂へ到達します。

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山頂には気象観測所もありました。

 

ここでアクシデント!写真を撮ろうとして構図を考え歩いていたら、濡れた岩で足を滑らせてコケてしまいました。

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怪我はなかったし凄く注意していたのですが・・・一眼レフのレンズを強打して歪ませてしまいました。本当呆然とするし、写真どうしよう。軽くパニックになりつつ、とりあえず携帯で写真を撮りつつ、安全に下山して考えることにします。

 

景色は・・・真っ白!

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まぁ覚悟はしていましたが・・・。( ´•д•`; )

 

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山頂で飲もうと持ってきた、北海道でお世話になりまくったガラナ!そんなに厳しい山行ではないですが、染みわたります。美味しいな~!

 

女体山へ行きお詣りしてから白雲橋コースで下山します。

せきれい石

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この上に鶺鴒(せきれい)という鳥がとまり、イザナミイザナギに道を教えたと言います。

 

ガマ石

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ガマ油で有名な永井兵助(ながいひょうすけ)がこの岩の前でガマ口上を考えたと言います。

 

そうこうしているうちに30分程度で女体山頂へ。

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低い山ですが、深田久弥百名山に選ばれています。

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景色は・・・

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天気が良ければ関東平野や富士山が見えるそうです。( ;∀;)

 

天浮橋(あめのうきはし)

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この辺りにイザマギイザナミの神様が立ち、玉で飾った天の沼矛を下ろしてかき回したところ、そこ矛の先からしたたりおちた塩で成った島(オノコロジマ)が筑波山で、天地開闢の地とされています。

 

御朱印も頂きます。

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本殿は山頂にあり "登拝" と書いていただけます。コレ、実は嬉しいんですよね。笑

 

雨で岩がツルツルと滑るので下山はとても怖い。注意深く下りていきます。

白雲橋コースは奇岩が沢山あってなかなか見応えがあります。

 

北斗岩

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天に聳え立つ岩で、天空に輝く北斗星のように決して動かないことを意味しているそう。

麓には小原木神社(こはらぎ、御祭神は月読尊)があります。

 

母の胎内くぐり

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岩を抜けると罪穢れのない清い心身に立ち返ることができます。

 

弁慶七戻り

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神々の世界と現世を分かつ場所とされてきた石門です。頭上の岩が今にも落ちそうで恐れおののいた弁慶が七戻したと言われています。本当に義経や弁慶の伝説は日本中どこでもあります。

 

白蛇弁天

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白い蛇が住んでいると言われ、これを見かけると財をなすと言われています。必死に探してみましたが、普通の蛇すら見ることはできませんでした。( ;∀;)

 

下の方まで来ると雨は止みました。

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拝殿に登山のお礼をします。

 

社務所でお話していると、境内にある日枝神社に面白い彫刻があると教えていただき行ってみます。

日枝神社本殿

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その上に彫刻を発見。

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うぅ~一眼が使えないのが本当に辛い・・・。( ;∀;)

東照宮で有名な "見ざる、聞かざる、言わざる" の三猿です!

作者は東照宮のものと同じ左甚五郎で、東照宮より3年早く作られました。東照宮に彫るための試し彫りをしたのではないかと言われているそうです。まさかこんなところでも出会うとは・・・。全く看板とか出ていないので危うくスルーするところでした。ε-(´・ε・̥ˋ๑)

 

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筑波山頂は相変わらず雲が厚くかかり、望むことはできませんでした。。。

1000mにも満たない低い山で、3時間程度の山行でしたが流石は古くから信仰されているだけあり、十分見応えがありました。雨の中強行したので完全には楽しめませんでしたが、満足です!

 

・・・

 

ここから急いで自転車に装備を載せ込み山を下って移動します。雨が降っていたのと、見所が沢山あったので思いのほか時間がかかってしまいました。ε-(´・ε・̥ˋ๑)

20kmほど移動して、ここも凄く楽しみたったところ、JAXAへ行きます。時間ギリギリそうなので、雨が降り始めていましたがそのままダッシュで駆け込みます。

 

筑波宇宙センター JAXA

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駆け込んで有料のツアーを!と思ったのですが、もうイッパイでした。( ;∀;)

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平日だから行けるかと思っていましたが、小中学生は夏休みなのを忘れていました・・・。そして雨が降ってきたので無料で見学できるコーナー、室内をゆっくり見て回ろうと思います。

 

休みなく急いできたのでひとまず休憩を・・・

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飲食OKな休憩室は漫画 "宇宙兄弟" とコラボしたポスターが沢山ありました。

宇宙飛行士は下着を2日に1回着替えるそうですが、旅中は自分も2日に1回を目指しています。これで問題ないということが証明されホッとしました。笑

 

日本の誇るH-Ⅱロケットのほぼ本物。

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漫画ではこの前で写真を撮っていたなぁ~・・・。思ったより、凄く大きいです!

 

無料見学エリアに行き、解説ツアーに参加します。

JAXAの職員の方が1時間程度かけて解説しながら一周まわってくださいます。

実験用通信衛星ゆり

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1978年に打ち上げられた衛星で、当時は予備のものを作成していたので残っている、展示で唯一本物の人工衛星です!意外と作りは雑・・・というか、ネジなどは剥きだしですし、地上にある構造物と見た目は大差ない印象です。

 

きく7号

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1997年に打ち上げられた自動ランデブー・ドッキングシステム実験用の衛星で、ターゲット衛星 "おりひめ" と、チェイサー衛星 "ひこぼし" からなります。この技術が国際宇宙ステーションISSにある日本実験棟 "きぼう" のロボッアームに引き継がれています。

 

表面のキラキラは耐熱保温用。

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なんとマジックテープでくっついています。宇宙は空気がないので摩擦がなく、これで剥がれないそう。なるほど!

 

陸域観測技術衛星 "だいち" (ALOS)

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2006年に打ち上げ、災害状況の把握や地図の作成に活躍しました。[

 

当初はアメリカに打ち上げてもらっていた人工衛星も、徐々に日本開発のロケットを使用して打ち上げるよう、技術も進歩してきていることが感じられます。

 

国際宇宙ステーションISS 日本実験棟 "きぼう"

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実物大の模型が展示されています。

 

日本の誇る宇宙飛行士8名の直筆サインと参加したミッションのステッカーが貼られています。

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そして、きぼうの入り口には日本らしくのれんがかかっているらしいです。

 

内部は大型バスくらい。

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ここで様々な実験が行われているんですね。

意外と広いような気もしますし、、、日本という国の宇宙における実験の場の全てと考えると狭いような。とにかくとても貴重なスペースです。宇宙でしか行えない実験が行われています。医療をはじめ、様々な技術の進歩に役立つといいですね!

 

宇宙ステーション補給機 "こうのとり"

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H-IIBロケットにより打ち上げられ、食糧や衣類、各種実験装置など最大6トンの補給物資を地上約400km上空の軌道上にある国際宇宙ステーションに送り届けます。直径4.4m、高さ9.8mとかなり大きく、沢山の補給物資を入れることができます。

補給が済むと用途を終えた実験機器や使用後の衣類などを積み込み、大気圏に再突入して燃やしてしまうそう。無駄なく活用されているんですね、流石!

 

一通り説明と、色々と質問もさせて頂きました。宇宙で病気になった時、特に急性疾患になった際の対処法や地球への帰還方法、また今後宇宙でその対処を行う研究や実験などなど・・・。元々大学で宇宙物理をやりたかった位に好きなのでとても有意義で楽しかったです!!この旅で行きたかったところの一つ、本当に行って良かった!1日居ても楽しめそうです。あ、大学は落ちたので色々考えた結果、全く違う学部に行きました。笑

 

帰る際に気づいたのですが、社員食堂も利用できたようです。

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うあ~惜しいことした・・・。次回行くときは絶対利用させてもらおう!!

 

・・・

 

閉館の5時まで居て日本の宇宙開発の最先端を勉強、満足しました!降っていた雨もギリギリ上がり、少し自転車を漕いで進んでおきます。

 

筑波大学医学部付属病院

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前を通りましたが流石大きな建物が沢山あります。が、意外と古め?

 

また発見したセイコマに寄ったり。

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気づいたら暗く、そして千葉県に一瞬突入します。

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1.福岡⇒2.山口⇒3.島根⇒4.鳥取⇒5.兵庫⇒6.京都⇒7.滋賀⇒8.福井⇒9.石川⇒10.富山⇒

11.岐阜⇒12.長野⇒13.新潟⇒14.山形⇒15.秋田⇒16.青森⇒17.北海道⇒18.岩手⇒19.宮城⇒20.福島⇒

21.栃木⇒22.茨城⇒23.千葉

 

登山もしたので汗が。2日風呂に入らなかっただけでなかなかの臭い。( ᷇࿀ ᷆ ) こ、これが本州の夏か・・・。ということでお風呂に入ってさっぱり!そのまま近くの道の駅 ごかまで走って屋根の下にテント張っておやすみなさい!

 

明日は埼玉まで行き、神社巡り、日本一周で知り合った人とお会いしたりしたいです。

 

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 <登山> 筑波山

標高 877

登り 1時間17分

下り 1時間30分

登山口 筑波山神社

高度上昇 694

距離 7.74

主なピーク 男体山(871) 女体山(877)

備考 男体山⇒女体山 51分 

<データ>

出発地 道の駅 しもつま 8:10

到着地 道の駅 ごか 21:00

走行距離 75.9

総走行距離 7145.22

平均速度 18.9

最高速度 36.6

獲得標高 415

<支出>

朝食 うどん

昼食 170 パン

夕食

飲料 108 とよとみミルココーヒー

観光 324 JAXAステッカー

入浴 300 福祉センターひばりの里

宿泊 道の駅 ごか

使用金額 902