一歩前へ

ゴリ旅 酒好きのアラサーが自転車で日本を旅します。2019/04/22福岡発反時計回り

【旅13日目】伊根の舟屋を求め、数多の峠を越える!

おはようございます。

昨日は海坂のヨットでお世話になりました。日が超えるまで飲んでお話させてもらい・・・。楽しい夜が更けるのはあっと言う間ですね!自転車で前に進むのはあんなにトロトロなのに。(゚Д゚)

昨日飲みながらお話していたら、どうやら京都の伊根の舟屋へ行かれるそうです。興味はあったけどルートから若干外れそうだし、行くか迷いつつ切ったところ・・・。本当に素敵な場所とのことで、お誘いを受けます。いや、明日までにって・・・。兵庫京都の日本海側ってヤバイとこですやん!とか言いながら、トライしちゃいました。

ではながーーーーい1日の始まり。元気にいってみよー୧(๑•̀ㅁ•́๑)૭✧

 

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さて、今日は荷物が普段より少し少なめの快速使用です。海坂さんに食料など預かっていただきます。なんとしても伊根に辿り着き回収しなくてはなりません。

あ、緊急時途中力尽きた用のテント等、野宿道具は積んでいきます( ᷇࿀ ᷆ )

 

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早速現れやがった峠です。大した標高ではないのですが、今日はひたすらこういった峠を越えていかなくてはなりません。覚悟を決めます。

 

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漕ぎ始めて1時間で道の駅に到着します。

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道の駅 あまるべです。

 

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以前はこういった鉄橋がかかっていました。

余部鉄橋(橋梁)は山陰本線最後の区間を完成させる為、明治45年1月に完成しました。東洋随一の橋だったそうです。しかし日本海からくる強い潮風にさらされるため、その保守作業の困難さと、昭和61年12月に起きた列車転落事故を契機に、架け替えに向けた取り組みがなされ、平成22年8月に現在の余部橋梁が完成し役目を終えました。

 

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現在は一部が残され、観光・展望用として活用されています。

まだ当時の枕木や線路が残っており、歩いたりできるそうです。

 

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鉄橋は鉄道が走ってこそ映えますね!電車が通るのを待っていました笑

 

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国道178号線の但馬漁火ラインに沿ってしばらく走っていきます。豊岡方面に行きたいので、香住から但馬漁火ラインからお別れするのですが、178号線は自動車専用道路しかなくなっていまします。

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よって、迂回路と言っていいのか調べても名前が出てこないような旧道を行きます。元々は178号線がバイパスとなる前は自転車も通れていたのでしょうが、自動車専用となってしまったせいで、このような仕打ちを受けます。様々なブログを調べましたが、ここをどう行くかは苦労されているみたいです。

 

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見るからにクネクネ、九十九折になっています。

 

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壁だって、地面だってこんなです。コケコケコケ。車とは全くすれ違いません。バイパスの計画を立てた人に自転車でこの道を走っていただきたい!などとしょうもないダークなことを考えていると、気づいたら300mは進んでいます笑

 バイパスは差津インターで終わり、そこからの国道178号線は自転車の通行も可能です。いづれはここもバイパスになり高速道路となるのでしょうが、自転車・歩行者のことも考えつつ整備をしてほしいものです。

 

実はスタートから30kmほど走っているときに、次第に足に力が入らなくなりました。

朝ごはんはそれなりに白米を食べたのですが。。。Hunger Knock現象でしょうか。チョコレートをとりあえず頬張り、少し休憩すると治りました。なんとしても今日の長距離ライドを乗り切らないといけないので、本当に焦りました。

 

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そこから豊岡まではしばらくコンビニすらありません。豊岡に入って一番最初のローソンは人が沢山居り混雑しています。

すき家で腹いっぱい牛丼を詰め込みます。

 

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久々比神社(くくひじんじゃ)へご参拝します。この神社はくくい(コウノトリの古称)伝説に由来する唯一の神社です。

 

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日本書記によれば、垂仁天皇が誉津別皇子(ほむつわけのおうじ)と宮殿の前に立たれた時、くくいが大空を飛んでいきました。その時、皇子が「これは何という名の鳥だ」と言葉を発せられました。皇子は三十歳であったが、この時まで言葉を話すことができず、この日初めて人並みの言葉をお話になられました。これに天皇は大変喜ばれ、「誰かあの鳥を捕まえて献上せよ」という指示に、天湯河板挙(あめのゆかわのたな)が「私が必ず捕らえて献上します」と申し出て、大鳥が飛び行く国々を追いかけたそうです。そして出雲国但馬国で捕らえ献上したといわれます。このことから「コウノトリ」は霊鳥と大切にされ、その鳥が棲んでいる土地を久々比(くくひ)と呼び、神社を建て、木の神「久々遅命(くくのち)」をお祀りし、これが久々比神社となりました。

 

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コウノトリに因み、子宝・安産祈願の神社です。

 

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トンネルから下り坂が続き、抜けたところに県境の看板がありました。

一瞬のことで写真を撮れませんでしたが、京都府に突入します。

 

1.福岡⇒2.山口⇒3.島根⇒4.鳥取⇒5.兵庫⇒6.京都

 

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のどかなところですが、四方が山に囲まれています。

これからもう一峠( ᷇࿀ ᷆ )

 

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途中一休み!京都のご当地コーヒーでしょうか?甘いのですがさっぱりしていて美味しいです。お値段もやや高め、セールで120円です。

 

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駐輪場で一人飲んでいると、10歳くらいの女の子でしょうか。ご両親と一緒に来て差し入れを頂きます。本当に気を使っていただいて有難い限りです。

「やさしい人だったねー」なんて嬉しいことを言ってくれます。わかる人にはわかるんです笑


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このあともひたすら

 

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こんな道を駆けていきます。

細かいアップダウンはあるものの比較的穏やかです。ただ自分のルート検索能力の低さには驚きます。なんてところを通っているのだろう。

 

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なんでこの写真を撮ったのか覚えていません。

多分疲れでやられていたのでしょう。

 

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ようやく天橋立に到着します!

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まずは元伊勢籠神社(もといせこのじんじゃ)です。

この右にある石はさざれ石です。さざれ石は、もともと小さな石という意味ですが、長い年月をかけて小石の欠片の隙間を炭酸カルシウム(CaCO3)や水酸化鉄が埋めることによって、1つの大きな岩の塊に変化した石(岩)のことを言うこともあります。国歌君が代にも出てきますね。この塊の石のことを「巌」と歌っています。非常に長い歳月を表す比喩表現として用いられているようです。

実はさざれ石は結構色んなところにあります。実は先日訪れた出雲大社にもありました。(写真は撮り忘れたました。。。)

 

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そして奥宮 眞名井神社(まないじんじゃ)です。

 

 


はるか昔から奥宮の地眞名井原に豊受大神(とようけのおおかみ)がお祀りされていた。その縁故に、第十代崇神天皇の代に天照大神倭国笠縫邑からこの地にお遷りになり、天照大神豊受大神を吉佐宮(よさのみや)という宮号で一緒に四年間お祀りしていた。その後天照大神は第十一代垂仁天皇の御代に、豊受大神は第二十一代雄略天皇の御代にそれぞれ伊勢にお遷りになりました。この時のエピソードは有名で、伊勢に遷った天照大神が「自分一人では食事が安らかにできないので、丹波国の眞名井にいる豊受大神を近くに呼び寄せなさい」と天皇の夢枕に立って言ったため、とされています。どれほど良い女だったのでしょうか笑
伊勢神宮内宮の元宮、更に外宮の元宮という意味で「元伊勢」と呼ばれています。

両大神が伊勢にお遷りの後、御本宮を奥宮眞名井神社(吉佐宮)の地から、現今の籠神社の地へお遷して、社名を吉佐宮から籠宮(このみや)と改め、養老三年に、天孫彦火明命(ひこほあかりのみこと)主祭神としてお祀りするようになりました。

 

豊受大神伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の孫、和久産巣日神(わくむすびのかみ)の子。五穀をつかさどる女神。

 

御朱印をいただくのに30分ほどかかるとのことで、天橋立を見に行きます。

通常はケーブルカーないしリフトで100m強展望台まで上がるのですが、GWということもあって人が並びまくっています。

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横にひっそりと階段があるので、こちらから上がります。大山に比べたらこんな階段余裕だぜ!笑 少し汗ばみますが10分で展望台まで着きます。個人的には絶対こちらの方がよいと思いました。

 

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 天にいた「イザナギ」が、地上の籠神社奥宮(眞名井神社)にいた「イザナミ」のもとに通うために使っていた梯子が天橋立であったという神話で、男と女を結ぶ良縁成就の地として伝えられています。

 

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逆さに股から覗きます。天と地が逆さになり、松の茂る浜が龍のように天へ舞い上がる様子に見えると言います。少し恥ずかしいポーズを取りながらきちんとカメラに収めました୧(๑•̀ㅁ•́๑)૭✧

 

実はこの「股覗き効果」の研究で立命館大学の東山教授と大阪大学の足立教授が2016年にイグノーベル賞を受賞しています。

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逆さに見ると視覚的に奥行きが縮んで対象が小さく見える。遠近の錯覚が起きて、見ているものがより絵画的に見えるのだそうです。 言われてみれば・・・小さく見える気がします。

いやーおもしろい研究をしている人もいるんですね!でも論文で発表してからイグノーベル賞も受賞まで10年かかるのか・・・。

 

そんなこんなをしていると御朱印を書いていただけます。

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「日本創世の地」!!かっこいいなー(*´з`)

 

・・・

 

最後の力を振り絞って、伊根の舟屋へ向かいます。10キロ強になります。若狭湾リアス式海岸で有名ですね!さほどアップダウンはありませんが入り組んでクネクネしています。

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景色がとてもきれい!水も綺麗です。

定置網が沢山あります。

 

そしてついに到着!!

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ノスタルジーな景観です。

 

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海坂さんと合流!ヨットは流石早いです。

舟屋のこんな近くに停めれるんです!すごいですよね。こんなところで寝かせていただけるなんて、ありがたい限りです。

 

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旅館でお風呂に入り、ご飯を頂きます。海鮮ずくし!美味しいごはんに地の日本酒を飲む、そして眼前にはこの景色。大変でしたが一気に苦労が報われる瞬間です。海坂さんとの出会いがなければここに来ることも、そしてヨットで寝る経験も出来なかったと思います。本当に出会いに感謝です。

 

食後は少し町を散策し、ヨットに戻ってウイスキーを飲み就寝です。

 

・・・

 

今後のルートはまだ未定なんです。

日本海側をこのまま北上するか、それとも一旦京都へ出るか。その後関ケ原超えや白川郷へ行くか。明日舞鶴手前に行った時の感覚に任せてみようと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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<データ>

出発地 浜崎漁港 6:30

到着地 伊根の舟屋 18:00

走行距離 110.94

総走行距離 776.74

平均速度 18

最高速度 46.4

獲得標高 2175

<支出>

朝食 海坂

昼食 760 すき家 ねぎたま牛丼特盛

夕食 3888 与謝荘

飲料 233 ヒマラヤコーヒー、Doleオレンジ

買い食い 328 シュークリーム、レーズンサンド 柏餅

観光 500 御朱印

入浴 500 与謝荘

宿泊 伊根の舟屋 海坂

使用金額 6209

 

体重 74.5