【旅192日目】宮崎最高峰・祖母山へ!九州屈指のハードコースを堪能
10/30(水) 晴れ
おはようございます。koekawa宅にもう一泊停めさせてもらうことになりました。一緒に白神岳以来の登山をしに祖母山(そぼさん)へ行きます。天気も良いし楽しみだなぁ!それでは元気にいってみよー!!୧(๑•̀ㅁ•́๑)૭✧
登山口までは車で移動。
祖母山は豊後(大分)・日向(宮崎)・肥後(熊本)の3県に跨って(山頂は豊後・日向)おり、とても奥深い所にあります。到底自転車での到達は困難と思っていたので諦めていたのですが・・・文明は素晴らしいです。笑 それでも佐伯から2時間近くかかりました。( ´•д•`; )
登山届を提出して出発!
祖母山を登るルートはいくつか存在し、尾平(おびら)から登る黒金尾根ルートは最も厳しいとされる、九州屈指のハードコース。ですがその分面白い所も多そうなので選択しました。(*´з`)
尾平鉱山という主に錫を産出した鉱山の跡があり、その横を抜けていきます。
空気はやや霞んでいますが、素晴らしい秋晴れ!以前写真で祖母山系の山容を見てからずっと登りたいと思っていたんです。そんな山々が目の前に現れると興奮しちゃいます。(*´з`) 右の高い山が祖母山、中央左の突起が天狗岩です。まずは天狗岩を目指して登り、そこから尾根伝いに祖母山へ向かうルートです。
祖母山の由緒は古く、嫗ヶ嶽(うばがたけ)や祖母嶽(おばがたけ)とも呼ばれる神体山で、古くから信仰登山が行われてきました。北麓にある健男霜凝日子社(たけおしもこりひこしゃ)は、健男霜凝日子の他に豊玉姫など九神を祭りますが、豊玉姫が神武天皇の祖母にあたるのが山名の由来とする説があります。また、日本書紀に出てくる曽褒里能耶麻(そほりのやま)の転訛とも言われています。由来にはいくつか説があるようですが、とにかくそれほど歴史ある山。九州南部はそういった地が沢山あってとてもワクワクさせられます。
祖母山・傾山・大崩山はユネスコパークにも認定されています。世界遺産が手つかずの自然を守ることを原則とする一方、ユネスコエコパークは自然と人間社会の共生が目的となっています。様々な原生林やニホンカモシカが生息する、九州を代表する秘境。そんな地で遊ばせてもらおうと思います!
登山は標高600m付近からスタート。
標高1756mなので、一気に1200m近くも高度を上げることになります。
行きは黒金尾根、帰りは宮原の周回ルートで。同じ道を歩くのは嫌い・・・。笑
いきなり吊り橋。
これがかなり揺れて、通った後もしばらく地面が揺れていました。笑
第2の吊り橋。
こちらは固定されているのでなんちゃない!
何回か渡渉を繰り返します。
やや水が多く、大きな岩も濡れているので結構危ない!ですが期待されているようなことは起きず・・・注意しつつなんとかクリアします。( ᷇࿀ ᷆ )
川から分かれると一気に急登が始まります。
ロープを掴んで岩をよじ登って行きます。
展望所
木々が色づいてきていて大きな岩とのコントラストが良い感じ!この時点で汗が流れてきていましたが癒される~。
ガシガシ登ります。
ピンクテープを沢山付けてくれているので、注意深く行けば迷うことはありません。ですが、登山道は結構不明瞭、、、というか自然と同化しているので遭難も尾根に出る前のこの辺りが多いみたい。気を付けて登って行きます。
標高1000m突破!
尾根に出られたようで、両側が切り立っています。が、樹林帯を歩いていくのでそこまで尾根を歩いている感じがしません。ここまでくると道を見失う危険はなさそうで、だいぶ歩きやすくなりました。
蛇閲覧注意
かなり大きい蛇が居ました。
ゆっくりと標高を上げていきます。
スズタケが目立つようになってきました。
スズタケとブナ林の中を歩いていきます。
このあたりまでくるとかなり葉が色づいた木々を見かけるようになりました。ほどよい気候でとても歩きやすいですが、日陰で立ち止まるとやや肌寒いです。
相変わらずのスズタケ。
天狗の水場
かなり山頂近くですが水が豊富。祖母山は水場の多い山なので助かります。飲用可能で、冷たくてとても美味しい柔らかいお水でした。
天狗の岩屋
大きな岩が折り重なっています。つっかえ棒のような木が何本があるけど、、、大丈夫だよね?笑
緊急時はここで10人程度でしたらビバーク出来そうです。
縦走路の分岐(天狗岩の分岐)に出ます。
今日はココを祖母山の方へ。
天狗岩
下から突起様に見えた岩峰です。近くで見ると大きい!
展望台があったので登ってみます。
文句ない景色!サイコーに気持ちいい。
ここまで一気に上がってしまい小休止。これから来るであろう難所に備えます。
立ち枯れしている木々がありました。何故この一帯だけ・・・。不思議な光景です。
その中を歩いていきます。
さて、頂上直下は岩登りが待っています。
そのジャブとも言えるような可愛い梯子。笑
ようやく頂上が間近に見えました。
ラスト100m、注意して梯子を登って行きます。触るととても冷たいので手袋装着!この時期は必須です。
危険!登山道が崩れていました。(*´ω`)
濡れた岩登りもあったり・・・なかなかに気が抜けないし、楽しませてくれます。(*´▽`*)
梯子を横から見るとこんな感じ。
木が多いからそこまで恐怖感はないですが、こちらから下山するのは嫌だな~・・・。( ᷇࿀ ᷆ )
そして・・・
登頂!祖母山1756m!宮崎県で最も高い場所です。
祠にもご挨拶。山頂は自分達の他に2組と会いました。平日でここまで奥まった山だと流石に少ない。素晴らしい山なんだけどな~。高千穂側からだとCT3時間で登れるそうなのでそこまで厳しくなさそう。
山頂からの景色もバッチリ!
登ってきた天狗岩。その奥には障子岳、古祖母山と連なり、写真外ですけど傾山まで九州屈指の縦走路があります。いつかはチャレンジしてやるんだ!!
九州も標高の高いところはしっかり紅葉しています。
綺麗だな~。。
静かな山頂、この景色独り占め!
そして二人占め。笑
景色と並ぶお楽しみ、山頂飯!
恒例のカップラーメン。コレが美味いんだよなぁ~!!山頂は風もなく快適!いつまでも居たくなります。
遠くには九重連山。ややガスってしまってますがハッキリとその山容は見てとれます。
名残惜しいけどもう一度景色を堪能して下山を開始します。下山は宮原ルートから。
9合目小屋。
この日は管理人さんおらず。今の時期は無料で泊まれるみたい。ソーラーパネルがあるので電気や薪ストーブ、水まであってとても避難小屋とは思えない。次来るときはここに泊まるかな!楽しみは残しておきます。(*´▽`*)
宮原コースもなかなかに急ですけど岩場やぬかるみがない分だいぶ登りやすそう。
下山もサクサク降りれます。
休憩なしで一気に川沿いまで。
最後にまた吊り橋。
コレも揺れる・・・。
そして・・・
大丈夫か、コレ!?笑
登山口まで帰ってきました。
予定通り16時着。ヘッデンなどは勿論持っていましたがこの時期は日暮れが早いので、初めての山はもうちょい早く登り始めるべきでしたね。反省。(+o+)
ですが素晴らしい山行、めっっちゃ楽しかった!ありがとう!
・・・
家に戻るとお待ちかねの猪鍋!
猪肉・・・綺麗だな~!!
全然臭みもなくて、脂身が甘くて美味しい!!祖母山も最高だったし心地よい疲れ、ビール日本酒が進むな・・・。ご馳走様です!( ゚Д゚)ウマー
koekawa兄は日本史、koekawaは近代日本史が得意なので話していて面白い。というか二人とも自分より年下なのに凄い!教えてもらってばっかだ。旅が終わったらやりたいこと、学びたいことが沢山あるな~。なんて思いながらお休みなさい。( ´O` ) ~.。o。゚
明日こそ出発!宮崎へ向かいます。 のハズです。笑
にほんブログ村
よろしければ1日1クリックお願いします。順位とテンションが上がります(^_-)-☆<
<登山データ> 祖母山
標高 1756
登り 3時間4分
下り 2時間26分
登山口 尾平
高度上昇 1357
距離 10.4
主なピーク 祖母山(1756)
備考 登り:黒金尾根ルート、下り:宮原ルート
<データ>
朝食 和食
昼食 445 カップラーメン パン
夕食 シシ鍋
飲料 91 水
酒 1128 ビール
宿泊 佐伯友人宅
使用金額 1664