【旅86日目】知床の神、ヒグマと遭遇
7/16(火) 晴れのち曇り やや向い風
おはようございます。
クリオネキャンプ場で起床します。久しぶりの太陽を見ている気がします。とりあえず乾かせるものを全部乾かしてやろう!ということで朝の乾燥タイムです。
皆朝はまったり乾燥したり日向ぼっこしたり。久しぶりの晴れが貴重なのは一緒みたい。(*´з`) だらだらしていたら、ライダーさんに声をかけられます。苫前しんきんハウスで一緒になった鹿児島のケンくん!まさかクリオネに泊まっていたとは・・・。嬉しい再開が突然あるのも旅の醍醐味ですね。向かう所は一緒のよう。楽しみが増えます。(*´▽`*)
今日は峠越えもあるし、観光もしたい。普段より早めに出発します。元気にやっていこー୧(๑•̀ㅁ•́๑)૭✧
以久科海岸道自然環境保全地域
海岸砂丘地帯で、海岸よりの砂丘には海浜植物(ハマニンニク、ハマボウフウなど)が、その背後に原生花園(ハマナス、エゾスカシユリなど)、さらに内陸に向かってカシワ、ミズナラ、エゾマツ、トドマツ林などが広がっています。
そして遠くには幻想的な知床半島が広がっています。
ハマナスって、こんなにも普通に咲いている花なんですね。もっと貴重だと思っていました。(*´з`)
・・・
海岸沿いに知床半島へ向かっていきます。
半島に近づくに連れ、クマやシカ避け電気線があります。そんなに出るんですね~
オシンコシンの滝
"川下にエゾマツが群生するところ"という意味らしいです。標高70m、落差50mの大きな滝で、日本の滝100選です。
縦の方が迫力が伝わるかな?
水量が増えると左側も白くなるそうです。
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道中見つけた不思議な形の岩。
亀に見えます。
波飛沫
お土産屋さんで聞いた、ウトロ(宇登呂)にあるラーメン屋さんで昼食を摂ります。
特製トロチャーシューメン(塩)を注文。
スープは豚骨ベースで臭みはなくとても美味しい!チャーシューは豚ホホ肉をトロトロに煮込んであります。
後から調べたら、北海道ミシュランでビブグルマンに選ばれているみたいです。店員は皆女性でとてもキビキビ動き、接客も丁寧でとても良いお店でした!
・・・
知床の玄関に道の駅があり、その横に知床世界遺産センターがあります。
ここでは知床半島の生物や植物について勉強できます。
アイヌ語のシリエトク(地の涯て)からきています。
①流氷のもたらす海の恵み、②サケ類がのぼる川が結ぶ海と陸の繋がり、③海と川と森が支える貴重な野生生物が評価され、2005年世界自然遺産に認定されました。
これから出会う可能性のあるヒグマについて、そしてその習性や遭遇した際の対処法についてもしっかりと勉強しておきました。(*´з`)
色々な地域にあるゴジラ岩がここでも登場。
知床横断道路
ウトロの町を過ぎると徐々の登りが始まります。
そしていよいよ知床横断道路がスタート!
ウトロと羅臼を結ぶ約24kmの道路で、気候の変化が激しく、雪崩や崖崩れなど道路管理に厳しい条件となっているため、降雪により北海道内で唯一通行止めになる道路です。
登って行くと徐々に霧が出てきます。
国道なので勾配はそこまできつくなく、ゆっくりと行けば漕いで登れます。
ん??
標高550m付近をゆっくりと漕いでいると右側に何やらのっそり動く黒い影を発見。
も、もしや?
ヒグマ!!
めちゃめちゃこっちを見てきます。絶対目線を逸らしたらだめだ!世界遺産センターで学んだ知識が早速生きました。寄っておいてよかった。
後から登ってくる車を手を振って止めて、後ろから付いてきてもらいます。
その間ヒグマはずっとこちらを見てきました。10秒程度?見つめあって視線が合っていたと思います。距離にして最短で15mほど。優しい目をしていて、ヒグマに出会えた高揚感はあったけど不思議と恐怖感はなかったです。その後のっそりと、めんどうくさそうにお尻を向けて奥へ歩いていきました。物凄い存在感と圧を感じました。なんとなく、アイヌの人たちが神と崇め、知床の主である理由がわかった気がしました。
本当に凄い経験ができたと思います。
車にお礼を言って、残りの標高200mをヒグマに会ったテンションで駆け上ります。なかなか大変なハズですが、興奮からか正直あまり覚えていないです。そして知床峠に到着!
知床横断道路の最高峰、標高738mの峠です。晴れた日には羅臼岳や知床半島、国後島などを望むことができます。坂道はやっぱり嫌だけど、慣れてきたのかだいぶキツくなくなってきました。୧(๑•̀ㅁ•́๑)૭✧
そしてその絶景がこちら!
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お馴染みのガスガスです。美幌峠、裏摩周、知床峠と3日連続で見事なガスでした。なんてこった!( ;∀;)
と、とりあえず写真を撮ろう。
後ろには綺麗な羅臼岳が映っているはず!笑
そんなこんなで羅臼町に入ります。
オオワシですね!かっこいい!
・・・
あとは下り坂を下るだけ。
といっても霧雨ガスガスで相当寒く、車もハザードを炊きながら走っている状況でした。事故を起こさないよう、路肩をゆっくりと下ります。
そして宿泊地に到着。国設羅臼温泉キャンプ場です。1泊300円。
熊の湯
そしてこのキャンプ場を選んだ理由はコレ!
真向いにある無料の温泉です。地元の漁師さん方が管理してくださっています。
熱くて有名な温泉です。
厳しい、けれども当たり前のマナーが書いてあります。
10人は裕に入れる浴槽。シャンプーやボディーソオープも使え、女湯も別にあります。
源泉は90度以上あるらしく、加水して45度程度になっています。以前はもっと温度を低くしていたみたいですが、沢山の人がやってきてマナーなどが問題になったので高めの温度にしたんだと地元の方がおっしゃっていました。外部から行って使わせてもらっている身、綺麗に使用するようにしたいものです。
テントに戻り、鹿児島のライダー2人(ケンくん、ケンさん!笑)と宴会します。
ケンさんが羅臼で平目の西京漬けを買ってきてくださり、食べさせてくれます。
身がフワフワ、ホロホロでとても美味しいんです!今まで食べた西京漬けで一番美味しい!!料亭の味以上です。( ゚Д゚)ウマー
ケンさんは調理師免許も持っていて、テキパキと色々作ってくれます。
贅沢に海鮮を使ったあんかけそばや中華丼!焼きそばも焦げ目を入れる手の込みよう。本当に出汁が出てて美味しい。
お腹も一杯になって、大満足で温泉にもう一度浸かりに行きました。(*´з`)
テント場も人が沢山!ここも電線でグルっと囲ってあるのでクマの心配もなく安心です。
さて、明日は曇り予報ですが・・・楽しみにしていた登山!どんな感じになるかな~?ワクワクしながらお休みなさい。( ´O` ) ~.。o。゚
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<データ>
出発地 クリオネキャンプ場 8:30
到着地 国設羅臼温泉キャンプ場 17:00
走行距離 68.78
総走行距離 4896.63
平均速度 14.8
最高速度 37
獲得標高 1475
<支出>
朝食 117 焼きそば パン コーンスープ
昼食 1080 波飛沫 特製トロチャシューめん
夕食 宴会(カレイ西京漬け 中華丼)
飲料 100 ガラナ
食料品 432 パン おにぎり かりんとう
入浴 熊の湯
宿泊 300 国設羅臼温泉キャンプ場
使用金額 2029