【旅36日目】佐渡金山で金の延べ棒に触れ、咲き誇るカンゾウを撮影する
5/27(月)晴れのち曇り
おはようございます。今日も朝から快晴!寝ていた場所が朝日を浴びてしまう場所で、暑くて目が覚めます。が、そこからうだうだしてブログ書いて・・・なんてしていると9時になってしまいます。いつも通りゆっくり出発です。
佐渡金山
佐渡と言えば金山を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。私もそうでした。
1601年に発見された鉱脈で、1603年に幕府の天領として佐渡奉行所が設置されました。1896年(明治29年)からは三菱へ払い下げられ、1989年(平成元年)まで採掘されました。意外と最近まで採掘されていたのです。坑道の総延長は約400kmに及び、388年間で金78t、銀2330tも産出した日本最大の金銀山です。
道遊の割戸(どうゆうのわれと)です。山が真っ二つになってしまっています!江戸初期に露頭手掘りで採掘された跡です。人の力でこんなに山の形が変わるまで掘ってしまうなんで・・・凄いです。
900円支払い、宗太夫坑(そうだゆうこう)を見学します。江戸初期に掘られた古い坑道跡を観光用にしたものです。
実際の坑道に動く人形で作業の様子が再現されています。
坑道は海面下へと到達していたので、水との闘いであったと言います。アルキメデスの開発したものを応用した水上輪という器具が開発され、汲み上げられている様子です。これを木で作っているんですからね、驚きです。
穿子(ほりこ)たちの出入り改めです。検問所で、鉱石や物資の不正持ち出しを防止するとともに、賃金などが記録されていました。
金穿大工(かなほりだいく)の休息所の様子です。採掘は4時間毎の交代制で行われていました。右手前の男が突然こちらを向いて「酒が飲みてぇ、馴染みの女に会いてぇなぁ」と語りかけてきます。若干怖いです。この男は昨日お風呂で会った方が「俺の兄弟だ」と言っていました。笑
凄くこっちを見てきます。コワイ( ´•д•`; )
採掘作業の様子です。鏨(たがね)は2日で1本も消費されていたと言うので驚きです。
背後の縞模様が鉱脈で、この黒い石英の部分に金や銀が含まれています。間歩(採掘坑)開きの祝いの様子です。
街の暮らしの様子や、採鉱から金貨が作成されるまでを表し、説明してくれます。
大根抜いて尻もちついている人形も居ました。むちゃくちゃリアルな生活が表されています。
金山は相川という佐渡西側の地にあります。最盛期には人口5万人へ達していたと言います。
6000万円相当の金の延べ棒です。この小さな穴から30秒以内に取り出せたら貰えます。 記念カードが。笑
重さは12㎏ほどで、想像よりずしっと重く感じます。もちろん挑戦したのですが、惨敗です。持ち上げるまでは行くんですけど、穴が小さすぎて延べ棒を持って手首が通りません。( ;∀;) 本当に貰えるんでしたら手首が削れる覚悟でするんですけど。笑 勘弁しておきました。
実際に使用されていた金貨が展示してあります。輝きが違いますね!
金塊型のティッシュです。こちらはお手頃1箱200円です。
周囲にも無名異坑(むみょいこう)など多数の坑道跡があります。
トップには三菱のマークが!大立堅坑櫓といい、新しい坑道です。
小腹が空いたので、新潟名物の笹だんごをいただきます。さくら餡をチョイス。よもぎの団子に甘くピンクの餡がマッチしていて美味しいです。ほんのり笹の香りもします。
鉱山を後にして出発です。
工事中のフェンスはトキのデザインです。
鉱山から延びる、恐らくトロッコが走った跡。周囲を見回しながら自転車を漕ぐと色々な遺構があり、楽しく走れます。
佐渡奉行所です。天領だったので葵紋ののれんがかかっています。
選鉱場や50mシックナー、火力発電所跡です。
大間港まで来ます。ここから鉱石を船に乗せて運びだしていました。この一帯には沢山遺構が残っていて、見て回るだけでも良い!
佐渡金山は江戸~昭和にかけて、世界的に見ても息の長い鉱山でした。遺構も綺麗に保存されていて、またその説明も丁寧にされており非常に楽しかったです。まだ世界遺産に認定されていないので観光客も多すぎず、ここはオススメ!
・・・
チケット売り場のお姉さんにオススメされたお店へ向かいますが
定休日( ;∀;) 旅人あるあるです。
もう一軒お聞きしていたのでそちらへ向かいます。
磯の家です。
セットの大盛を注文します。ナイスボリューム(*´▽`*)
天ぷらのエビもぶりぶりで食べ応えがあって大満足でした。( ゚Д゚)ウマー
尖閣湾
特殊な地形があると聞き寄ってみます。
浸食を受けた高さ20mの段丘崖が約2kmにわたって続きます。一番景観の良いところは観光地のようになっており、入場料が550円かかりました。うーーん、高いのでパスですね。( ;∀;)
周囲は全国渚100選に選ばれており、また昭和28年の映画「君の名は」で使用され有名になった地です。なんか聞いたことある題名ですが、アニメーションは関係ないそうです。笑
・・・
自転車を漕いでいると、自動車トンネルの横に旧道のような道が。
下は砂地ですが行ってみます。
はい、行き止まりトラップでした。入口に書いておいてほしいです。
長閑な海岸線の道が続きます。
それにしても天気が良く厚い!佐渡のご当地牛乳で喉を潤します。
トキの可愛らしいデザインなんです。やや甘みがあって新鮮、とても美味しです。
滝でマイナスイオンを浴びながらせっせか高度を稼ぎます。
佐渡が本気を出してきました。こんな九十九折が!荷物フル積載ですし、かなりつらいんです。
だいぶ上がってきました。大佐渡の方はアップダウンが厳しいと聞いてはいましたが、なかなかでした。跳坂と言うんだそう。まさにこのままぶっ飛んでいきそうな急斜面でした。
景色はとても綺麗なんですけどね。それにしても今日は穏やかだ。
大野亀のトビシマカンゾウ
遠くに大きな岩が見えてきました。
大野亀です。高さ167mの巨大な一枚岩なんです。
ここはある花が群生することで有名です。
この黄色い綺麗な花。
トビシマカンゾウといい、山形県の飛島・酒田海岸、佐渡にしか生息しないユリ科の花なんです。特に佐渡は綺麗に群生することで知られています。佐渡の方言でヨーラメと言い、卵をはらんだ魚という意味です。タイなどが産卵にくる漁期を告げる花なんです。
6割咲きくらいでしょうか。見事に咲き誇っています!綺麗な黄色が新緑の緑と空の青に映えます。険しい道ですが、頑張って超えてきてよかった。。
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昨日会ったkoekawaくん(ブログ⇒ゆるチャリダーの日誌)と行動していました。実は1回りも年下なんですが、イイヤツなんです!福岡の話も出来るし、たまには誰かと一緒にいるのも良いかな~。旅をするって相当パワーの要る事だと思います。そういった熱い人達と話すのは大好きです。これも出会いですね!
大野亀で適当に風の当たらなさそうなところを探してテント張ってごはん炊きます。若干芯残ったのでお味噌汁に入れて茹でて対処します。
近くに全くスーパーなど無いので、黒霧島のお湯割りを飲んで語っておやすみなさい。( ´O` ) ~.。o。゚
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今夜から雨がぱらつく予報なんです。佐渡にいても動けないし、新潟市に戻るかなーなんて考えています。朝起きて考えよう!
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<データ>
佐和田野球場 9:20
到着地 大野亀 18:00
走行距離 64.16
総走行距離 2110.45
平均速度 14.6
最高速度 46.6
獲得標高 1152
<支出>
朝食 お茶漬け
昼食 1000 磯の家
夕食 ご飯 味噌汁 惣菜
飲料 276 佐渡牛乳 コーラ
食料品 397 豆腐 味噌 惣菜酒
買い食い 130 笹だんご
観光 900 佐渡金山
宿泊 大野亀 使用金額 2703