【旅48日目】絶品!青森煮干しラーメンと現存天守閣・弘前城の感動話
6/8(土) くもり
おはようございます。
道の駅 もりたの軒先をお借りし、そこまで寒くないのでテントは立てず、マットとシュラフで就寝していました。
朝8時から直売所が開くので覗き、トマトとしとぎ餅を購入します。
しとぎ餅は津軽地方の郷土料理で、もち米粉をこねて作った皮にたっぷりの餡を入れて作られたお餅です。皮は厚めでもちもちしており、お腹にも溜まってとても美味しかったです!( ゚Д゚)ウマー
だらだらと準備をして9時過ぎにスタートです。
日本最古のリンゴの木
10kmほど自転車を漕ぐと到着です。日本最古のリンゴの木はやはりここ青森にあるんです。なんかよかった。笑
紅絞という品種。
祝という品種。
共に明治11年に植樹された木で、樹齢はなんと141年になります!現在はこの2種類、3本が元気に生えています。写真を撮って見ていると、農園の主である古坂さんが来て色々と教えてくださいます。今は実っている実を間引いてちょうどよい量にする時期、少し余裕がある時期だそうです。りんごの収穫は品種によって早くて9月、遅くても11月20日には確実に雪が降るのでそれまでには収穫を全て終えます。真冬も剪定作業があったり(寒くてリンゴの木が休眠している間に剪定するのが良い)、1年中忙しいとおっしゃっていました。
まだまだ小さなリンゴ。
間引かれたリンゴが大量に地面へ落ちています。
りんごの花です。もうほとんど散っていまうが、ごくごくわずかにまだ花が咲いています。狂い咲きとおっしゃっていました。
日本最古のリンゴの木になるリンゴは販売していないそうです。時期になってたまたま訪れた方などにお分けしているそう。「ボランティアだよね」と笑っておっしゃっています。古坂さんは本当にお人柄も素敵で、頭が下がります。
正直リンゴの木がある程度だろうと舐めていましたが、貴重なお話を聞くことができました。本当にありがとうございました。
・・・
リンゴの木でkoekawaくんとお別れします。佐渡で、そして秋田県で偶然一緒になって目的が同じだったので一緒に行動していましたが、ここからは別々になるのでお別れです。まぁ同じ九州だしまたそのうちどこかで会うでしょう。笑
彼もブログ(ゆるチャリダーの日誌)をしているので、良かったら見てみてください。一緒に居た区間も全く違った切り口から書かれているので、新鮮です。( ゚Д゚)
景色を楽しみながら自転車をお漕ぎますが、この日のお天気は今一つ。
岩木山が綺麗に、雄大に見えるはずなんですが頭を完全に隠してしまっています。恥ずかしがり屋さんめ!笑 ちょっと残念。
やっぱり青森はリンゴ畑が目立ちます。新潟・山形・秋田はひたすら田んぼの景色だtったのですが、青森は田んぼも勿論ありますがリンゴ畑が圧倒的に増えた印象です。リンゴの生産量は青森県が445500tで国内の59%を占めぶっちぎりトップなんです(2018年)。やっぱりそうなんですねー期待というか、イメージを裏切らない。笑
なんてしょうもないことを考えながら走っていると川が渡れなくて焦ります。
本当トラップだらけだ!大回りしてやり過ごしました。
たかはし中華そば店
小腹が空いたのでラーメン屋に入ります。
たかはし中華そば店は食べログ100名店で、創業1982年の老舗です。
青森県でも弘前市を中心とした津軽エリアは津軽ラーメンと呼ばれる煮干しラーメン激戦区。その代表格のお店なんです。行かない訳にはいきません!
この日は土曜日のお昼時でしたが、並ばずに座れました。中華そば大盛(950円)を注文します。10分弱で着丼。
スープは煮干し粉末が見えるほど濁っており、中太のやや縮れた麺と一緒にすすると煮干しの独特な風味が口から鼻へ抜けていきます。これはクセになる美味さ!シャキシャキで多めのネギや柔らかく大きいチャーシューも美味で、メンマの並べ方にこだわりを感じます。笑 忘れたころに何度も行きたくなる協力なクセを持っていました!( ゚Д゚)ウマー
・・・
弘前城へと向かいますがその道中、弘前ねぷたの制作現場がありました。
弘前城
あ、あれ?なんか強烈な違和感を覚えます。
現在天守閣を移動させて、土台となる石垣の工事中なんです。昭和58年の日本海中部地震後に行った調査で、石垣の高さが30cm沈み、内掘側に1m膨らんだため、これを修理しています。
元々本丸の端に天守閣が存在しましたが、今はもぬけの殻です。
元々の石垣の裏から見る天守閣。
なかなかに珍しいものが見れた気がします。
こちらは二の丸。
津軽地方は元々津軽氏、南部氏の間で領有権を争っていましたが、豊臣秀吉が天下統一を目前にした小田原攻めの最中に津軽為信が秀吉の下に参陣し、津軽地方の支配を認められ、築城しました。その後関ケ原の戦いが勃発しますが、その際は情勢を見極めた津軽為信は徳川方(東軍)へ加勢した為そのまま津軽地方を治めることになります。
ここからが面白いのですが、実は豊臣家への忠誠を守り西軍として戦った石田三成の娘・辰姫と息子・重成は秀吉の正室・北政所(高台院)の手引きで津軽へ逃げ延びます。そこで辰姫は津軽為信の息子・津軽信枚(のぶひら)と結婚し息子の信義をもうけます。(重成は杉山源吾とし、杉山家は弘前藩の重臣として使えます。)
徳川家康は蝦夷からの侵略を防ぐ為に津軽を重要視し、養女の満天姫(まてひめ)を信枚の妻として送ります。ここで第二の女の関ケ原が勃発!かと思うのですが、辰姫は32歳の若さで急逝してしまいます。満天姫にチャンス到来のはずだったのですが、きちんと信義を育て上げ、3代藩主としてしまうのです。イイ話だ。。。
弘前城の領内は桜の木が多数存在し、日本の桜100選にも選出されています。ソメイヨシノの巨木です。
本当に綺麗で、春はもちろん冬にもまた来てみたい場所です。
・・・
ここは手続き不要の無料キャンプ場なんです!
炊事場やトイレもきちんとあり、しかもとても綺麗。とても無料のクオリティーではないです。豆腐とキャベツのアサリ味噌汁という謎の夕飯を作り出して食べます。
ネコちゃんも居ついていました。癒されます。
明日は朝早いので適度に写真現像などしておやすみなさい。
岩木山登るぞーー!晴れるといいなぁ~。
にほんブログ村
よろしければ1日1クリックお願いします。順位とテンションが上がります(^_-)-☆<
<データ>
出発地 道の駅 もりた 9:30
到着地 岩木山桜林公園 17:30
走行距離 58.42
総走行距離 2813.65
平均速度 13.6
最高速度 27.6
獲得標高 384
<支出>
朝食 パン
昼食 950 たかはし中華そば店 中華そば大盛
夕食 味噌
食料品 979 しとぎ餅 バナナ トマト おにぎり ポテチ パン 水
観光 310 弘前城
宿泊 岩木山桜林公園
使用金額 2239