【旅29日目】富山の食と文化、そして立山連峰を堪能!
5/20(月) 晴れのち曇り 強風
おはようございます。昨日は快活クラブでたっぷり充電しながら就寝しました。なんというか、野宿テントの方が暗くなるから熟睡できる気がします( ´O` ) ~.。o。゚ でも朝ごはんが無料、シャワーも無料だと結果お得感があるので行ってしまいます。
今日は富山市内をしっかり観光して新潟へ突撃したいと思います。それでは元気にいってみよー୧(๑•̀ㅁ•́๑)૭✧
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今日は朝からなかなかの強風、そして夕方からがっつり雨予報が出てるんです。早めに屋根ありの寝床を確保しなくては死活問題に!見たいところが9時からなのでそれに合わせて出発します。
富山駅です。以前来た時は確か5年前だと思うんですけど、その時はまだ旧駅舎で工事を行っているところでした。凄く綺麗になってます!人は・・・あまりいないですね( ᷇࿀ ᷆ )
富山市ももちろんビルがあるんですけど、頭一つ高いこちらの建物。
富山市役所です。ここのてっぺんに展望台があるので行ってみます。
立山連峰が凄く綺麗に見えます。雲もかかっておらず、槍ヶ岳のとがったカッコイイ姿が!いつか登ってみたい。
富山城(富山郷土博物館)
歴史にハマっているので、楽しみにしていたんです。
写真の富山城は昭和29年、戦災復興事業の完了を期に建設されたものです。普通にコンクリートです。
元々、神保長職(じんぼながもと)が富山城を築城します。その後上杉謙信が攻めてきて越中(富山)を支配下におさめます(影に武田信玄も出てきます)。その後佐々木成政が城主となるも豊臣秀吉と対立、城を奪われます。前田利長が富山城を整備するも火災で焼失し一旦は廃城となります。1639年富山藩が10万石として分藩され、加賀第3代藩主前田利常の次男前田利次が初代藩主として入城します。富山前田家13代の居城となるも明治となり1873年廃城・解体されてしまいました。
実際の展示物はあまり多くなく、古門書や当時の食器、食料などでした。当時の城というわけでもありませんし、見知った名前が沢山でてくるものの若干物足りなさはあります。( ;∀;)
凄く長い、謎の帽子があったくらいです。確か前田家の誰かのものだったかと思います。( ;∀;)
富山の売薬 池田屋安兵衛商店
富山と言えば薬ですよね!
富山藩は成立から家臣の数が多く、また火事などの災害、さらには幕府の命令による工事よって常に財政がヒッパクしていました。そこで産業育成に力を入れ、最大の成果がみられたのが売薬業でした。薬を入れた薬箱を各家庭に置いておき、次回来た時に減っていた分の代金を受け取ります。
二代目藩主前田正甫(まさとし)は薬草の研究家として知られており、備前の医師から反魂丹(はんごたん)の作り方を伝授され、製造を命じたのが始まりです。池田屋安兵衛商店の反魂丹は有名ですので行ってみます。
これが有名な!店員の方が物凄く丁寧に教えて下さります。反魂丹は消化を助ける薬で、オウレン・センブリ・ショウキョウ・牛胆肝・ウルソの5成分が入っています。当時は23種類入った万能薬だったらしいですが、現代では薬事法の絡みもあって5種です。
それ以外にも沢山の薬がズラリ!見たことないやつばかりです。
丸薬を丸める体験ができます。
小さく均等に切って・・・
蓋みたいなものを置いて均等に力を加えてコロコロします。
はい、大失敗!難しいです。。。でも最初はこんなものと慰められます笑
反魂丹は330年前に考案された薬で、当時大流行していました。だが明治時代となり東洋医学ではなく西洋医学が奨励されたため、反魂丹を作る会社が全て西洋の薬を作るようになってしまいました。昭和11年に書面をもとに再興したのが池田屋安兵衛商店というわけです。今現在作っている会社はここ以外にありません。
富山で売薬をしている人は500人程度いるらしいですが、高齢化の影響もあって減少してきています。以前は交通機関が不便で、医者や薬局に行くことができない地域の方にはとても喜ばれたそうです。セルフメディケーションで必要な薬を病院に行くことなく使用できたらとても良いことだと思うのですが・・・時代の流れですね。
西町大喜 西町本店
富山と言えば寿司も有名ですが、ラーメンも有名です!
醤油ベースの富山ブラック!食べたことがないので、是非にと思い向かいます。
西町大喜 西町本店は創業昭和22年の老舗で、富山ブラック発祥の店と言われています。一見ぼろいラーメン屋なのですが、なかなか貫禄を感じます。右側の勝手口のような扉をあけて入ります。
メニューはシンプル!基本のラーメン並とライスを頼みます。
店内は意外と奥に広く、20名弱入る感じでした。芸能人のサインが凄い!
待つこと5分程度で運ばれてきます。スープが本当に真っ黒です。そこにこま切れチャーシューとメンマ、ネギが乗っていおり、最後に胡椒がかかっています。
半世紀以上前、労働者の為に濃い味付けでチャーシューのたっぷり入った、よく噛んで食べる中華そばとして考案されました。まず全て混ぜるよう言われ、全ての具をスープに馴染ませます。
こんな感じに!画ずら的には一気に汚くなってしまいました笑
され、実食!まず、しょっぱい!海水よりしょっぱいのではないでしょうか?でも濃い醤油と胡椒がアクセントになっていて病みつきになります。チャリを沢山漕いで食べたら絶対美味しい!その濃い味のチャーシューもごろごろと沢山入っています。麺も中太ストレート麺で固めなので、並みでも結構お腹に溜まります。そして大き目に切られたネギが食感があって、良いんです。( ゚Д゚)ウマー
本当にしょっぱいので、食べるときの体調・状況に美味しく感じるかどうかは左右されそうです。ごちそうさまでした。
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お腹も膨れたので新潟へ向かいます。
今日はずーっと立山連峰を見ながら自転車を漕ぎます。本当に雄大で贅沢な時間です。
道路も富山市からずっと路肩が広く、途中より国道8号線をはずれて海沿いの道を選択しますが、サイクリングロードになっているみたいで、ずっとブルーラインがあり整備されています。とても走りやすい!
もう最高ですね!気持ちのいいライドになります。
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この辺りは蜃気楼が見える場所、埋没林でも有名らしく、魚津埋没林博物館へ立ち寄ります。
蜃気楼の成因を勉強。この辺りで見られるのは上位蜃気楼といって、そのまま縦や横に伸びて見える、珍しいタイプの蜃気楼が見れるそうです。
こちらは埋没林です。昔は林だった場所が埋もれて海になってしまったようです。
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黒部川にかかる最後の橋から海に注ぐところを撮影してみました。かの有名な黒部川の最後です。全長85kmしかないんです!自転車で一日で漕げる距離。笑 いかに急な河川かというのがわかります。
この辺りの川の水って、どこも青く見えます。雪解けだから?なにかのミネラル成分でしょうか。とても綺麗なんです。
湧水!嬉しいスポットです。黒部川湧水群といい、名水100選にも選ばれています。この辺りは30mも掘るとどこでも自然と湧き出る水が得られるそうです。水温は11度と冷ため、とても美味しいです。
杉澤の澤スギも寄ってみます。
林内には暖地性・山地性・湿地性植物など多種多様な植物が生え乱れており、天然記念物に指定されています。
なんの花でしょうか。とても綺麗です。
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立山連峰の最後でしょうか。山の端です。こんな感じで路肩の状況は最高です。
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越中と越後の間には江戸時代境関が置かれており、その跡です。ここを超えると新潟県!
ここも国道8号線からは外れたところにあるので、自転車で通らなかったら見れていなかったと思います。
ついに新潟県へ突入!
1.福岡⇒2.山口⇒3.島根⇒4.鳥取⇒5.兵庫⇒6.京都⇒7.滋賀⇒8.福井⇒9.石川⇒10.富山⇒11.岐阜⇒12.長野⇒13.新潟
ここまで来ると地図的にもだいぶ来た感じがします。もう18時、暗くなってくるので近くの道の駅へインします。24時間休憩所があって使用しても大丈夫とのこと。ここで雨をやり過ごそうと思います。
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新潟へ入った途端路肩が狭くなってブルーラインが消えたのですが。。。笑
富山は本当に見るところが沢山ありました!なにより立山連峰が素晴らしすぎて・・・。本当に富山経由にしてよかったと思います。
明日は雨が止んだら新潟方面へ北上したいです。佐渡へ渡るかどうかも要検討。それではおやすみなさいー( ´O` ) ~.。o。゚
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<データ>
出発地 快活クラブ 富山掛尾店 9:00
到着地 道の駅 越後市振の関 18:00
走行距離 72.28
総走行距離 1778.75
平均速度 16.3
最高速度 32.4
獲得標高 77
<支出>
朝食 パン
昼食 870 西町大喜 西町本店 ラーメン ライス
夕食 カレー 味噌汁
飲料 95 マミー
食料品 30 豆腐酒
観光 210 富山城(富山市郷土博物館)
宿泊 道の駅 越後市振の関
使用金額 1205