【旅38日目】かわいい百名城 新発田城と酒蔵訪問
5/29 晴れ一時曇り 風強い
おはようございます。
昨日は雨に降られまくり大変しんどい思いをしましたが今朝は快晴!
3泊4日も佐渡を満喫してしまいましたが、気持ち新たに本州北上です。
koekawaくんも夜遅くに来た様子。お先に失礼します。
阿賀野川を渡っていきます。川幅がムチャクチャあるんです!
新潟らしい田んぼの中を走っていきます。暑く成りそうな雲をしています。
20km漕いで新発田へ向かいます。読めますか?"しんほった"だと思ってました。( ´•д•`; )
"しばた"と言います。読めた人は相当地理か歴史好きですね!
市島酒造
新発田にある酒蔵です。創業1790年の老舗で、1980年に全国初の女性酒造一級技能士を輩出した酒蔵としても有名なんです。
過去の手記や仕込み樽が並んでいます。こちらは展示しているものを自由に見て回るスタイル。昔は諏訪盛という銘柄が主力でしたが、今は王紋が主力です。九州ではほとんど見かけません。
そして何故か佐渡金山で使用されていた水上輪が立てかけてあったのですが・・・。不思議でした。笑
朝っぱらから試飲させて頂きます。え、自転車?暫く新発田市を観光するので押して歩きます。(*´▽`*)
左の2本は純米大吟醸。大吟醸は米を40%以下まで磨いたお酒のことを指すんです。一番左のは生原酒で、火入れをいていないお酒です。どちらも雑味が少なくまろやかで、お酒だけでぐいぐい行けてしまいます!
個人的に気に入ったのは左から3本目の秀松 朱というお酒。創業者市島秀松の名前を冠したお酒で、醸造アルコールの添加されたお酒です。なんなく醸造アルコールを添加するのは邪道で安酒というイメージがあったのですが、辛口でガツンとくるお酒、これが美味しいんです!( ゚Д゚)ウマー 右の猫のかれんというお酒は女性限定酒と銘打って、あまり日本酒を飲まない女性に飲んでもらおうと開発されたお酒だそうです。アルコール度数もやや低めで甘くまろやかな飲み口、本当に飲みやすいお酒でした。
10年後には九州へも浸透させたいとおっしゃっていました。楽しみです。(*´▽`*)
朝から幸せな気持ちになって神社へご参拝します。
新発田総鎮守 諏訪神社
創建は648年で、大和朝廷により渟足柵や磐舟柵が置かれた際、柵戸として信濃国から移住した人々が、現在の諏訪大社より分霊を勧請したのが起源とされています。御祭神は建御名方命(タケミナカタノミコト)で、大国主命の息子です。古事記では国譲りの際、建御雷神(タケミカヅチ)を怯え逃げ出し、殺されかける少し情けない印象の神様ですが、長野の諏訪大社を御本社とし全国に1万以上ある諏訪神社の1つです。
陸上自衛隊新発田駐屯地 白壁兵舎
新発田駐屯地は明治4年(1874年)に陸軍東京鎮台第8大隊が創設されて以来、陸軍歩兵第16隊などの所在とされてきました。明治7年に陸軍兵舎として建築されたフランス様式と和風城郭様式の和洋折衷建造物です。中は新発田駐屯地にまつわる品々(新発田城、日清戦争~大東亜戦争など)が展示されています。
非常にモダンな内部です。
マニアにはたまらん品々なんでしょうね。
昔のランドセルが展示してあります。大正天皇が幼少の頃、軍隊訓練の視察に同行した際に将校が使用していた背のうを気に入り、後日子供用に手直しされた背のうに文具を入れて学習院に通学したところ、それが学校で流行ったのがランドセルの始まりだそうです。普通に使用していて由来は知りませんでした。最もこの資料館で驚いたことです。( ᷇࿀ ᷆ )
映画八甲田山の撮影にも使用されたそうで、高倉健さんや三国廉太郎さん、加山雄三さんのサインが展示されていました。
日本百名城 新発田城
新発田城は溝口秀勝が尾張⇒加賀⇒新発田と豊臣秀吉の命で移封してきて建てられました。関ケ原の戦いでは徳川方についた外様大名です。
城に天守閣はなく、本丸が舟の形をしていたことから舟形城や、周囲に咲くアヤメから菖蒲城などと呼ばれていました。
三階槽が事実上の天守閣に相当する槽です。こちらは自衛隊の中にあるので入ることができません。
二の丸隅槽から見た自衛隊の敷地です。外様大名でありながら12代274年間移封がなく明治を迎えました。廃藩後多くが取り壊され、陸軍や新潟大学に使用されてきました。現在は表門と旧二の丸隅槽、本丸石垣と堀の約半分などが残る程度なんです。
菊水酒造
有名な酒造メーカーですね。九州でもしばしばスーパーなどで見かけます。
ふらっと見学に立ち寄ったのですが、みっちりと案内していただきました。
仕込みをする部屋です。現在大量に作るものは機械化が進んでいるのですが、大吟醸やコンクール用、試作などは手作業で作られているそうです。
貯蔵庫には過去20余年分のお酒が並んでいます。うーーー飲んでみたい!
コンクール用のものまで!なんと中に入れてくださいました。
カクテルのシェーカーのようなものに入ったお酒もあります。
ひんやりと寒く、長時間はいられませんね。
こちらでは過去の仕込み樽や櫂などは展示しておらず、昔の酒器や文献が沢山展示してありました。こういったものから新しい、現代に通用するものを生み出していくそうです。まさに温故知新ですね。
写真は洗盃をするための道具です。盃を交わす際に目上の人に失礼にならないよう、盃を洗ってからお返ししていたそう。仲の良い間柄だと洗わなくて良くなるそうで、ここから水入らずという言葉が出来たそうです。面白い!
庭園も見事なんです。元々は先代社長が住まれていたそうで、1か月前から公開されるようになったんです。ラッキー!
田中泰阿弥(たなかたいあみ)という、慈照寺や金閣寺などの庭園も手掛けた庭師の方が作り上げた庭園です。枯山水で苔が綺麗、こんな場所で日本酒を飲んでゆっくりと時間を過ごすなんて、最高の贅沢です。うらやましい。
試飲も沢山あるのですが、特徴的なものの匂いの色を見させていただきました。うーー飲めないなんて生き地獄だ。笑
ふなぐち菊水一番しぼりという主力商品の平成最後の日に詰められたものを購入しました。旅の途中で酒蔵のことを思い出しながら飲んでやるのです。( ᷇࿀ ᷆ )
この一番搾りって、キリンビールで聞いたことがありますが、使用し始めたのは菊水酒造が先だそう。以前は配達などで関係があり、キリンビールから先代に使用許可を得に来たそうです。
・・・
夕方近くになってしまいました。この先は名勝 笹川流れがあるので、是非とも夕焼けに間に合わせたい!
国道7号線を走っていると全く読めない地名が。
胎内と乙。。。
たいない、きのとと読むそうです。胎内はアイヌ語で清い水が流れる地という意味だそう。蝦夷と関係があったのでしょうか?
行先の雲行きがだいぶ怪しい。この後お天気雨に一瞬降られましたが、ローソンに避難し事なきを得ました。
海岸沿いはえらいところを切り開いて道路が作られています。
この後笹川流れにギリギリ間に合い夕陽を撮影、道の駅 笹川流れで寝床を探しますが本当に小さいところで駅も併設されているためなかなか苦労しました。もう一つ先の道の駅まで行くかも考えましたが今日は90kmも移動して観光も沢山したので身体が限界でした。周りに店もまったくないので適当にパスタを作ってお休みなさい。( ´O` ) ~.。o。゚
・・・
予定を立てるのが嫌いで、その土地で面白そうなもの、歴史を探しながら旅をしていますが、毎日色々な発見がありとても楽しいです!明日は山形へ突入だー!
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<データ>
出発地 快活クラブ 新潟赤道店 9:30
到着地 道の駅 笹川流れ 19:00
走行距離 90.05
総走行距離 2247.52
平均速度 18.3
最高速度 36.3
獲得標高 223
<支出>
朝食 パン
昼食 198 カツサンド
夕食 パスタ
酒 286 菊水 ふなぐち買い食い
観光 300 御朱印
雑費 108 カセットガス
宿泊 道の駅 笹川流れ
使用金額 892