【旅68日目】百名山・十勝岳登山、火山の作り出す絶景!!
6/28(金) くもり
おはようございます。白銀荘前キャンプ場で起床しテントから外を確認すると、晴れてるーーー!!!
これは期待できそう!!お茶漬けを食べてしっかり力をつけます。やっぱり米だよ、米!笑 それでは1週間ぶりの登山!百名山の十勝岳、元気にいってみよー୧(๑•̀ㅁ•́๑)૭✧
・・・
登山口はキャンプ場左手から入って行きます。
白銀荘からのルートはややマイナーで大変なんです。でも登山口にキャンプ場があるのってここしかなくって。( ;∀;) 一度下って沢を渡り、再度登って望岳台からのメジャーなルートに合流します。
十勝岳は活火山なので、観測所が所々存在します。
この観測施設裏に、ひっそりと十勝岳爆発記念碑が建っています。大正15年に大規模な噴火が起こり、そこからの復興を記念し昭和3年に建てられたものです。今も活動を続けている火山であることを実感させられるとともに、近年の御嶽山噴火の例もあるので心して入山しなくては・・・気を引き締めていきます。
富良野川の源流となる、割と大きな沢を渡ります。大正の大噴火ではここを泥流が流れ、上富良野の町を飲み込んだと言います。
雨の後は増水して、靴を脱いだ渡渉になることもあるらしいです。この日はラッキー、容易に渡れました。(*´з`)
九条武子歌碑。
「たまゆらに けむりおさめてしずかなる 山にかへれば 美るにしたしも」
噴火の2年後、昭和2年に歌われたそう。噴火が落ち着くこと、亡くなったことを想って読んだのでしょうか。富良野には噴火関連の碑が多数あるのだそう。
振り返れば雲海が広がり、この光景にテンションがあがります。
十勝岳方面へ向かいます。
十勝岳避難小屋が見えてきました。雲がどんどん上がってきます、と同時にテンションが下がります。( ;∀;) 登山する目的って人それぞれだと思うんですが、私は絶景と自然や文化を感じたいから登ります。それが見えないとなると・・・。ε-(´・ε・̥ˋ๑)
避難小屋から上は植物も生えておらず、急なガレ場が続きます。もういやーーってなりかけてると、眼前に火口が広がります。
いやーー本当すげー景色や!大自然の力を思いっきり全身で受けます。
火口の間にある道を辿って歩いていきます。稜線を歩いているようで気持ちいい!なにより左右に火口が!写真に写しきれないこのスケール、本当に凄い!
山頂は雲の中。。。
雪渓が残っていますが、噴煙の影響で灰がかかっていて、また硫黄も被るのでやや黄色みがかかっています。
最後の急登。あと少し・・・!
着いたーーー!!十勝連峰の主峰、十勝岳(2077m)です。
三角点
十勝岳は色々と縦走ルートがあります。憧れのトムラウシまで・・・。いつかは行きたいなー!
本当はここから美瑛岳に行って戻ろうと思っていたんですが、景色がイマイチでどんどん雲が上がってくるのでやめちゃいました。笑
山頂がだらだらしまーーす。( ᷇࿀ ᷆ )
時折雲が晴れて美瑛岳のてっぺんがこんにちは!気取って写真を撮っちゃいました。
雲が下に見えます。この景色、山に登った人の特権です!下まで見通せなくても、これはこれでいっかー!やや雲海(*´з`)
気づいたら1時間ほど山頂でだらだら、お昼寝もしていました。人も少なく、静かで素敵!ただ火山の為、道中は硫黄の香りがたっぷり、長くいると喉が痛くなります。( ;∀;)
そろそろ降りるかーとまったり下山開始。山頂に長く居たので軽く喉が痛みます。せき込みながら下山。
火口周囲の尾根道もこんな感じ、すっかり雲に飲み込まれてしまいました。
帰りはお花を楽しみながら行きます。十勝岳は花百名山にも選ばれるほど、高山植物の宝庫なんです。山頂近くは活火山の影響で草木は全く生えていないのに・・・不思議なもんです。
一面お花が咲いています。
メアカンキンバイ?
エゾノマルバシモツケ
イワカガミかな?好きな花。
たっぷりのお花畑に癒されながら、下山はさくっと。
北海道の山は凄い!2000mちょいなのに高山植物は楽しめるし、火山特有の地球ではないような光景も楽しめる。大自然に遊ばせて貰い、今日も無事に下山、感謝です。
吹上露天の湯
キャンプ場に戻り、疲れた身体を癒しに温泉へ浸かります。自転車で5分ほどのところに有名な秘湯があります。無料!!そして何やら混浴な模様。是非行かねば。
湯舟は2つあります!たまたま人が入っていない方を撮影してみました。
もう1つ大きい湯舟があります。ここでも火山の恵みを享受してしまいます。
温度は42度くらいと45度くらい?やや熱めですが、涼しいので丁度いい感じ。(*´ω`*)
北の国からで宮沢りえと田中邦衛さんが入って有名になったみたい。そして女の子はというと・・・居ませんでしたε-(´・ε・̥ˋ๑) 観光の方が来るんですけど覗いて「やだー」言って去っていきましたとさ。男性陣に夢を~!笑
屋根付きの脱衣所もあります。ここで着替えて、水着でも大丈夫です。地元の方が整備してくださっているので、感謝しつつ綺麗に使用します。
・・・
温泉から上がったらあとは下るだけ!
昨日獲得した標高を一気に吐き出します。きもちーー!!
しらひげの滝
道中有名なスポットにいくつか寄っていきます。
十勝岳連峰の地下水が溶岩層の割れ目から美瑛川に流れ落ちていく滝です。落差は約30m、地下水が溶岩層などの裂け目から落ちる滝を「潜流瀑(せんりゅうばく)」といい、日本でも珍しい滝なんです。(*´з`)
美瑛の白金地区の水はアルミニウムなどの火山性の物質を多く含んでおり、美瑛川はコバルトブルーに輝きます。ブルーリバーとして有名です。
青い池
ここは有名なスポットですね!
この日は曇りでしたが、それでも一面真っ青!
やや風があったので水面が波立っていますが、それもで感動してしまう景色です。自然の生み出すものってなんて美しいんだ。
駐車場など最近せいびされたようで、車だとかなりアクセスは良い場所です。自転車は・・・登坂ですね。笑 でも頑張って行く価値あり!
・・・
さらに下っていくと、丘が見えてきました。
本日はこちらのライダーハウスにお世話になります。
今年の6月に美瑛の有名ライダーハウス蜂の宿が閉まってしまいました。楽しみにしていただけに衝撃。( ;∀;) 時代の流れ・消防法など、色々と大人な事情があるようです。ですが、こちらのライダーハウス丘も20年以上前からしている老舗ライダーハウス、800円で泊まれガスや布団など利用させてもらえます。
北海道に来て初ジンギスカン!どこのスーパーでもジンギスカン肉がタレに漬け込まれて売られています。ややクセにある味が病みつきですよね!登山後は味の濃いものが食べたくなるので、がっつり食べて飲んで、おやすみなさい。( ´O` ) ~.。o。゚
登山に温泉、花、火山の恵みである絶景・・・北海道最高か~!!(*´▽`*)
明日は美瑛観光!丘の町・・・また坂?笑
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<データ>
出発地 白銀荘前キャンプ場 15:15
到着地 ライダーハウス 丘 17:00
走行距離 35.14
総走行距離 3812.17
平均速度 17.4
最高速度 ?
獲得標高 43
<支出>
朝食 お茶漬け 豆腐 コロッケ
昼食 おにぎり夕食 1150 牛肉 豚肉 ジンギスカン さば カツ丼
酒 998 ビール ウィスキー買い食い
観光 850 十勝岳バッジ
宿泊 800 ライダーハウス 丘
使用金額 3798
<登山データ>十勝岳
標高 2077
登り 2時間55分
下り 2時間31分
登山口 吹上温泉登山口
高度上昇 1045
距離 13.18
主なピーク 十勝岳 2077