一歩前へ

ゴリ旅 酒好きのアラサーが自転車で日本を旅します。2019/04/22福岡発反時計回り

【旅212日目】可愛い眼鏡橋のある長崎県へ!

11/19(火) くもり一時晴れ 向い風強風

 

おはようございます。運動公園の片隅をお借りして寝ていました。

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ベンチが狭くマットの半分ほどしかなかったので、落ちないように絶妙なバランスをとって寝ていました。( ᷇࿀ ᷆ ) 散歩に来ている地元の方々に怪しまれないよう、爽やかに朝の挨拶をしつつ準備をします。

さて今日は島原半島に上陸したいと思います。どんな景色が待っているのかな~。それでは元気にいってみよー୧(๑•̀ㅁ•́๑)૭

 

・・・

 

今日もフェリー移動。天草から島原半島に渡る島鉄フェリーは40分に1本ほど出ているので比較的大雑把にスケジューリングしても大丈夫!助かります。

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バイバイ天草四郎!やり残したことはここにも沢山あるので、また来ます。

 

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フェリーでの移動ってなんかワクワクします。明らかに飛行機とは違った感じ。船内で朝食を摂っていたらあっと言う間、30分で島原半島に上陸します。長崎県イン!

 

海沿いをしばらく走って行きます。

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海岸の岩が特徴的で、明らかに火山岩島原半島はいくつかの火山による噴火で出来た半島です。長崎県最高峰は雲仙岳平成新山(1483m)で、1995年までの火山活動でそれまで最高峰だった普賢岳(1359m)の高さを抜きました。今でも油断ならない場所です。

 

両子岩(ふたごいわ)

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約150万年前この付近にあった火山の土石流堆積物が波の力などで削られて出来た奇岩です。かつて横には松の木が生えたより大きな岩塔があり、それが両子岩の名前の由来です。1922(大正11)年の島原地震や波の力で倒れてしまい、今や1つだけです。なんとなくモアイに見えた岩があったので立ち止まったら凄い岩でした。笑

 

金浜眼鏡橋

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1846(弘化3)年、地主だった岡右衛門によって架けられた石橋です。 

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この石橋に通じる道路は "殿様道" とも称され、藩制時代は重要な街道でもありました。今も立派に歩いて渡れるし、こういう眼鏡橋は写真じゃわかりづらいけど、なかなかに急です。

 

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横に飛び石があったけど・・・。笑

 

小浜という地区に来たら、街の至る所から湯気が立ち上っていました。

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温泉や~!!火山は恐ろしいだけじゃなくて本当に貴重な恵みもくれます。

 

パッと見て気になった波の湯 茜へ入湯!

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このロケーション、海上露天風呂!?気にならない訳がない。笑 4日ぶりに人権回復!

 

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アメニティーなど不要!シャワーがあるだけで有難い。

 

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源泉かけ流し、このロケーション、人少ない。これで300円!メチャクチャ良いところです。pH7.7のややアルカリ性でずっと入っていられる40度くらい、最高でした。( ᷇࿀ ᷆ )

 

ここから坂を越えて行きます。

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本当に山ばっか!斜面にへばりつくような街でした。

 

面白い道がありそうだったので国道251号線を外れて県道201号線へ。

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1923(大正12)年から1938(昭和13)年まで、小浜から愛野間を結ぶ鉄道として利用されていた "温泉鉄道" こと小浜鉄道。現在その線路跡が県道201号線として利用されています。

 

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単線だったのでとても狭いですが坂が緩く走りやすい。(*´з`) 生活道路としての役目も立派に果たしており、意外と車通りは多いです。

 

馬蹄形の素晴らしい、趣あるトンネル。

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山を削って作った跡が見てとれます。険しい!

 

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この先愛野まで伸びて島原鉄道に接続していました。こういった歴史ある道を偶然発見し通れることは、時間がある行当たりばっかり旅の素晴らしいところなんでしょう。上り坂も楽しく漕げました。笑

 

眼鏡橋

長崎と言えば眼鏡橋!市内の中島川にかかるものが有名ですが、実はここ諫早市にも凄い眼鏡橋があるんです。

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1839年に造られ、石橋としては日本で最初に重要文化財に指定された素晴らしい橋です。

諫早の中心を流れる本明川は毎年のように氾濫し、橋もその大洪水のたびに流失していました。そのため、人々は川のあちこちに飛び石を並べてそれを渡ったりするなど不便な生活をしていました。ある時幕府から領地検分の使者がやってくることになりました。川を渡るのに飛び石を使わせては諫早の恥になるということで、何とかして橋を架けようとの機運が沸きあがり、 "永久不壊の石橋" を造ろうということになり作られました。

この日は風が強すぎてリフレクションが撮影できず・・・眼鏡になりませんでした。( ;∀;)

 

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当時の人々の苦労を噛みしめながら渡ります。とても幅広く頑丈、素晴らしいです。

 

ここ諫早公園にはもう一つ可愛い眼鏡橋があります。

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昭和32年7月25日諫早地方をおそった記録的な集中豪雨のため、本明川をはじめ付近の諸川はほとんど氾濫し、死者・行方不明630人もの犠牲者がでました。治水工事の為に眼鏡橋も移設することになり、その為に石材の数も形も全く同じの5分の1スケールの眼鏡橋の模型が作られ、そこから得たデータを最大限に利用して橋の移設保存が行われました。

こちらの橋は渡ることが出来ないけれど本当にそっくり、というか瓜二つです。素晴らしい!

 

本明川を渡る飛び石。

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昔はこうやって渡っていたんだろうな~と、当時が偲ばれます。

 

大村の町を越えてひとっ走り。

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大村湾には不思議な夕陽が雲の合間から差し込んでいました。

今日はずっと向い風、いよいよ北風が吹き始め冬の訪れを感じます。道の駅 彼杵の荘でお休みなさい。( ´O` ) ~.。o。゚

 

明日朝はかなり冷え込みそうで辛いなぁ~・・・。頑張って起きて本土最西端へ向かいます!

 

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<データ>

出発地 本渡運動公園 8:05

到着地 道の駅 彼杵の荘 17:00

走行距離 91.52

総走行距離 11195.57

平均速度 17.9

最高速度 38.6

獲得標高 920

<支出>

朝食 パン

昼食 パン

夕食 547 吉野家 牛皿定食

飲料 159 ぶどうカルピス

食料品 110 茶々焼き(彼杵の荘)

交通費 670 フェリー(口乃津 - 鬼池)

入浴 300 波の湯 茜

宿泊 道の駅 彼杵の荘

使用金額 1786