一歩前へ

ゴリ旅 酒好きのアラサーが自転車で日本を旅します。2019/04/22福岡発反時計回り

【旅152日目】世界遺産・熊野那智大社と本州最南端・潮岬へ!

9/20(金) 晴れ

 

おはようございます。

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那智駅の軒下にテント張っていました。雨もやや心配だったけど結局降らず。

 

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ホームから綺麗に朝焼けが見えていました。雨が降らないといいな~・・・。

今日は台風17号の影響で午後から雨予報。雨の降らないうちにできるだけ進んでおきたかったので、朝5時に起きて準備します。世界遺産を感じながら漕ぎたいと思います。それでは元気にいってみよー୧(๑•̀ㅁ•́๑)૭

 

・・・

 

自転車を5kmほど川沿いに漕いで山を登っていきます。

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傾斜は最後が少し急でしたが、概ね緩やかで全然楽でした。(*´з`)

大門坂バス停に到着、自転車を停めます。

 

ここから自転車で登ることもできますが、熊野古道中辺路の最後を歩くことができるので、是非とも歩いてみようと思います。

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無料の杖貸し出しがありました。

 

右は自動車で登る道、左へ行くと大門坂です。

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勿論左へ!笑

 

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鳥居をくぐって石畳へ入ります。

 

夫婦杉

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樹齢800年を超える杉らしいです。幹がめちゃくちゃ太いです。

 

早朝の熊野古道は誰も人がおらず、この中に自分独り。

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ずーっと、数百年も参拝の為に歩かれてきた道。意外とゴツゴツしていて滑ったり躓いたりするし、決して歩きやすくはないけど歴史を感じます。

 

十一文関所

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石垣が少しへこんだところがありました。ここに昔は関所があって通行料を取っていたようですが、、、今は素通りです。笑

 

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縦構図のほうが良いかも。写真で見るより実際に行くともっと雰囲気あります。

 

20-30分歩いて到着!

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青岸渡寺熊野那智大社の分岐。まずは青岸渡寺へ行ってみます。

 

青岸渡寺

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仁徳帝の頃(4世紀)、印度天竺の僧裸形上人那智大滝において修行を積み、その暁に瀧壷で八寸の観音菩薩を感得しここに草庵を営んで安置したのが最初です。

 

 

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西国三十三ヶ所第一番札所にも指定されています。本堂は織田信長南征の兵火にかかり焼失、その後天正18(1590)年に豊臣秀吉が再建したもので、この堂の高さは18m、大滝の落口の高さと同じであるといわれています。

この時は人も少なかったので運よく住職の方ともお話できて、色々伺うことができました。(*´з`)

 

日本最大の鰐口。

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秀吉寄進文を刻み、重量450kg直径1.4mです。鳴らすとやっぱり重厚感があり、ズンと響きます。

 

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お寺は普段あまり行かないし歴史なども詳しくないのですが、ここは建物も素晴らしい造りでとても良かった!

 

熊野那智大社

そのすぐ横に熊野那智大社があり、神仏集合時代の名残を感じさせます。

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西暦紀元前662年、神日本磐余彦命(かむやまといわれひこのみこと)は丹敷浦(にしきうら、現在の那智の浜)に上陸します。光り輝く山を見つけて進んで行ったところ、那智御瀧を探りあてられ、大己貴命(おおなむちのみこと)の現れたる御神体としてお祀りされました。一行は天照大神より使わされた八咫烏の先導により大和の橿原の地へお入りになり、西暦紀元前660年2月11日に初代天皇神武天皇として即位されました。

 

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先導の役目を終えた八咫烏は熊野の地へ戻り、現在は石に姿を変えて休んでいるといわれています(烏石)。その後熊野の神々が光ヶ峯に降臨されました。

 

よくポスターなどで見る構図で撮ってみます。

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縦構図の方が大きさと奥行きを感じて好きだな~!撮りたい写真が撮れて満足します。(*´▽`*)

 

飛瀧神社(ひろうじんじゃ)

那智の滝壺の方に下りていきます。

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瀧そのものを大己貴命が現れた御神体としてお祀りしています。

那智の滝

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高さ133m、幅13m、水量は普通毎秒1トンと言われています。熊野の神様は元々ここでお祀りされていました。日本3大瀑布(袋田、華厳、那智)の1つで、下から見るとなかなかに壮観です。

 

 

・・・

 

台風が来ているので一瞬スキップするか迷いましたが、朝から強引に行って良かった!

来た道を登り返して熊野古道を下り、大門坂で自転車を回収します。

下っていると硫黄の臭いが・・・。

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道路脇に小さく温泉が湧いていました!水温は30℃くらい?入るには温いくらいですが、ちゃんとした温泉。何故かシンクが設置されていました。( ᷇࿀ ᷆ )

 

海岸線をぐるーっと走っていきます。

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串本町へ入ります。

 

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トルコ友好の街・・・?みたいです。笑

 

橋杭岩

面白い景色、奇岩100景があるので行ってみます。

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弘法大師が天の邪鬼と串本から沖合いの島へ、朝までに橋を作ることが出来るか否かの賭けを行いました。弘法大師が橋の杭をほとんど作り終えたところで天邪鬼はこのままでは賭けに負けてしまうと思い、ニワトリの鳴き真似をして朝が来たと勘違いさせました。弘法大師は諦めて橋づくりを終えたので杭のみが残ったという伝説があります。

 

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実際には石英斑岩の岩脈が浸食などの影響に耐えて残ったみたいです。笑

 

大オガミ岩と小オガミ岩

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左の大きな坊さんが右の小坊主に講釈垂れているらしいです。笑

 

串本駅前の観光協会へ行きます。

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少し早いですが、本州最南端証明書を頂きます!

 

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本州の一番南って、旅に出る前は山口あたりだろう・・・と思っていました。実はここ和歌山の串本町なんです。関西が最南端って、今でも凄い違和感ありますけど、そうみたいです。笑

 

串本駅で今後のルートを考えていたらタクシードライバーのサカタさんに声をかけてもらいました。じゃんけんで勝ったのでモーニングへ。勝負のグーですね!笑

よくわからない展開ですけど、とりあえず楽しそうなので一緒にご飯食べに行きます。(*´з`)

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さっきまで居た橋杭岩の目の前にいるカフェ、ケープタウンへ。サカタさんも、オーナーも九州の人だったので地元話で盛り上がりました。(*´▽`*)

 

本州最南端 潮岬

雨が降りつつ、台風の強風の中なんとか潮岬へ到着します。

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岬・・・すなわちアップダウン。疲れた~・・・。

 

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何故か2つある最南端の碑。どっちで撮ればいいのか迷った挙句、2枚撮りました。(*´з`)

 

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本州で一番暖かい地・・・のハズ!風がとにかく強かった・・・。

 

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潮岬展望タワー。1階に展示があったので行ってみます。

 

エルトゥールル号事件

"トルコは親日" とよく聞きます。その要因となった出来事があったみたいです。

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明治天皇のインタンブール訪問の返礼と海軍の演習を兼ねて、トルコより1890年に650名の使節団が軍艦エルトゥールル号に乗って日本へやってきました。しかし帰路、串本町大島の沿岸で台風により沈没してしまい587名の乗組員が死亡する惨事となりましたが、付近住民が少ない食料や衣類を分け与えるといった献身的な救助により69名の乗組員を救出、後に日本海軍の巡洋艦によりトルコへ帰国した、という事件です。

そして内容は省きますが、その約100年後、1985年のトルコ航空による邦人救出へとつながります。エルトゥールル号事件はトルコ国内では広く知られており、親日の理由の1つだそうです。全く知らなかった・・・。 "親日、日本が好き" と言われると嬉しいですし、何故か調べずに鵜呑みにしていたのが悔しい。こんなにも昔の事件を今でも教科書に載せていたりするトルコの温情にもですし、昔の串本町の人々に感謝です。ここに来なかったら絶対知らなかったし、来てよかった!( ;∀;)

 

・・・

 

雨風の強い中半島を脱出、国道42号線へ戻ります。

すさみ町へ。

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ついに黄色の時代が来た!笑

 

道の駅 椿はなの湯へ到着。本当はもう少し先まで進もうと思っていたのですが、たまたま入浴が半額だったのでここで終了することにしちゃいました。笑

温泉はアルカリ泉でヌルヌルとても気持ちよかったです!たまたま浴槽で中国から帰化して、関西で観光業をしている方と知り合いました。言われるまではガッツリ関西弁で日本人かと思った。笑 中国人より日本人観光客の方が要求のレベルが高く、大変と言っていたのが印象的・・・。ε-(´・ε・̥ˋ๑) 文化の違いなど色々と教えて頂いてとても楽しい時間でした。

 

そのまま温泉のオーナーが近くでされている近くの居酒屋へ。

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定職でこの量!ありがとうございます。

地元の方に焼酎を頂きながら深夜まで色々と話させて貰いました。夜な夜な楽しそうやな~!(*´з`)

 

道の駅に戻ってテント張っておやすみなさい。( ´O` ) ~.。o。゚

 

今日はなんとか雨は大降りにならず逃げきれました。今夜から雨が降るかも・・・ですけど徐々に天気は好転しているんですよね。雨降らないといいな~!

しかし紀伊半島はずっとアップダウン・・・海沿いの街はずっと見ていると代わり映えしないし、天気悪いと猶更・・・。三陸ほどじゃないけど辛いです。

明日は旅中出会った、ほっしゃんの家まで行きます。

 

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<データ>

出発地 道の駅 なち 5:50

到着地 道の駅 椿はなの湯 17:00

走行距離 104.46

総走行距離 104.46

平均速度 19.9

最高速度 51

獲得標高 1829

<支出>

朝食 そば

昼食 ケープタウン モーニング

夕食 850 カラオケ:イザック 憩いの館

飲料 178 Qoo みかん

食料品 112 ワッフル

観光 700 御朱印(300) ステッカー(潮岬 300) 最南端証明書(100)

入浴 250 道の駅 椿はなの湯

宿泊 道の駅 椿はなの湯

使用金額 2090