一歩前へ

ゴリ旅 酒好きのアラサーが自転車で日本を旅します。2019/04/22福岡発反時計回り

【旅142日目】旅人必見!二川宿で江戸時代の旅に触れる。

9/10(火) 晴れ

 

おはようございます。

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道の駅 とよはし は新しい道の駅で、24時間無料休憩所があり空調も落ちませんでした。お世話になりました。(*‘∀‘)

さて、今日は自分的旧東海道の旅終盤戦です。家康出生の地、岡崎城を見つつ楽しんでいきたいと思います。それでは元気にいってみよー୧(๑•̀ㅁ•́๑)૭

 

二川宿本陣資料館

開館に合わせて到着!

二川宿は33番目の宿場で、旧東海道筋で現存する本陣(大名や幕府の要人など偉い人の為の宿)2つのうちの1つ(もう1つは草津宿)でとても貴重な場所です。

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当時の旅の雰囲気を感じながら行ってみましょう!

 

丁度企画展として、初代歌川広重最後の東海道シリーズである「五十三次名所図会(通称:竪絵東海道)」全55点が紹介されていました。晩年の59歳の作品となる竪絵東海道は、竪版の料紙を活かした遠近感のある構図や、鳥観図風の作品が多くなっているそう。

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広重が何代もいうること、何種類も描いていたことなんて知らなかった・・・。( ´•д•`; )

 

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この間の由比の構図もやや違います。現東海道東名高速を作る隙間なんてないくらい切り立っていたんですね。よくこんなところに道を通したなぁ~。近代の技術の進歩を感じます。

 

さぁ、見附を通って宿内に入って行きましょう!

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ちょっと籠に乗れたので乗ってみます。

 

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意外と中は狭くて窮屈。

 

もっと偉い人が乗る籠はこっち!

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これはかなり大きくて堅牢な作り、ラクチンなんだろうなぁ~・・・。担ぐのは大変そうですけど。(*´з`)

 

二川宿の模型

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天保14年の記録によると人口1468人、家数328軒、旅籠38軒、本陣1軒と、東海道の宿場の中ではかなり小規模だったそうです。その為本陣経営も苦しく、度々交代していました。最終的には現存する馬場家が1807年から1870年までの60年余りを経営していました。

 

枡形

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侵入者の見通しを悪くするためにわざと曲げています。城も門を入るとあるやつです。

 

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旅人の持ち物。

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写真で見るよりよっぽどコンパクトで持ち運びに優れています。持ち物は今とそれほど変わらないのかな~・・・。野宿というよりは宿を利用する旅だったようで、テントやシュラフのようなものないですけど。

費用ですが、記録に残っているものだと1人1日6000円程度だったみたい。自分は野宿もするから1000-3000円くらいですが、宿を使うと今より少し安いくらいでしょうか。名物を食べたりするのは変わらないみたいです。笑

 

参勤交代についてもお勉強。

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1年ごとに江戸と諸国を行き来して~なんて学校では習いましたが、住んでいる地域や譜代・外様によって時期や間隔も異なっていたよう。そして、1年間江戸に住んでいたんですね!学校教育ってサラーっとまんべんなくやりますけど、実際に勉強してみると勘違いしていたことや知らなかったこと、知っていたら楽しくなるようなことが沢山ありますし、本当に大事なところを抜かしている気がします。そんな隙間を埋めていくのが今は楽しい。

 

本陣の様子も見ていきます。

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やっぱり門構えが違い、気合入っています。

 

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大勢泊まれるよう、かなり広く襖で仕切られています。

 

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大名など一番偉い人の部屋。やっぱり1段も2段も高くなっていて装飾もしっかりしています。

 

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御庭もとても綺麗。

 

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こんな家に住みたいものだ。

 

隣には旅籠屋(庶民の宿)清明があります。

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全体的にみるとやはり本陣より質素な感じはします。人が居ないととても静かでゆっくりしていますが、当時は江戸と京を旅する人たちで溢れかえっていたのだな~などと、宿の喧噪を想像すると、現代を旅している自分も熱い気持ちになります。

 

当時の旅の様子を詳しく知ることができ、かなり良い場所でした。現代を旅する人も是非行っておきたい場所だと思います。オススメ!

 

・・・

 

2時間ほどゆっくりと堪能、昼前になってしまいました。

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二川宿には古い町並みが保存されています。

静岡県は県ぐるみで石碑や案内板を建てたりして旧東海道を探しやすかったのですが、愛知県に入るとそういうものは一気に減りました。各地域毎にやっているようで、相当差があります。二川宿は努力されていて、苦労はわかりませんが、なんか嬉しくなります。

 

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枡形の名残だと思います。

 

二川宿の駅

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レトロ調で綺麗、町に調和しています。建築は詳しくないけど、こういうのを良い建築と言う気がします。

しかし外に出るとそれはそれは・・・暑い!!!いや、9月どうなっちゃってんの!?

 

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溶けそうな暑さ、36.2℃って・・・もはや平熱じゃないですか。( ;∀;)

 

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今日も旧東海道を行きます。

 

今日の松並木

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御油の松並木です。とっても綺麗で、天然記念物にも指定されているよう。

 

赤坂宿

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国道1号旧東海道の分岐

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こういった表示がきちんとあればとても分かりやすいんですけどねぇ。旧東海道はあまり現国道1号線に沿ってはおらず、表示がないところが殆どです。

 

今日の松並木その2

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松の枝の勢いが凄く、とても綺麗です。下り坂で気持ちよく進みます。

しかし松の木の下は日陰で涼しく、とても休まります。害虫や倒木など問題はあるのでしょうがもうちょっと残してくれてもよかったのに・・・。( ;∀;)

 

岡崎城

やや気分悪くなりながら岡崎城に到着。水分沢山とってゆっくり走ってきたんですけど、直射日光はヤバイ・・・。ここの館内がクーラー入っていたので助かりました。ε-(´・ε・̥ˋ๑) 一休憩してから見学します。

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岡崎城は1455年頃西郷頼嗣(よりつぐ)が築城、家康の祖父である松平清康(きよやす)が1531年現在の地に移しました。家康は1542年岡崎城で生誕します。6歳で織田信秀(信長の父)、9歳で今川義元の人質となりました。1560年桶狭間の戦い今川義元が戦死すると19歳にて自立します。以来岡崎城を拠点としますが、1570年拠点を浜松城へ、1586年駿府城へ移します。ます。息子の信康が城主となり将来を有望視されますがその妻・信長とイザコザがあり、家康によって自刃させられたと言います。家康が江戸に移封されると秀吉の家臣田中吉政(よしまさ)が城主となります。家康が江戸幕府を開いてからは譜代大名岡崎城を守らせました。 "神君出生の城" として神聖視され、本多(康重系)、水野、松平(松井)、本多(忠勝系)と家格の高い譜代大名が城主となりました。石高は5万石と大きくはありませんでしたが、岡崎城主となることを誇りに思ったと言います。

明治維新後大部分が取り壊されてしまいます。現在の天守は1959年に再建されたものです。

 

天守閣からの景色。

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ここからは流石に富士山は見えませんが、良い天気で気分良いな~!

 

清海堀

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西郷頼嗣(法名:清海)が作ったとされる古い堀が今も残っています。

 

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家康館

家康の一生を学べるところもあるので行ってみます。

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しかし城内もこちらも、館内撮影禁止なんです。文章だけで良いから写させて欲しい。( ;∀;)

特に関ケ原の戦いジオラマは時系列・動きが良くわかり秀逸でした。家康の東軍7万、石田三成の西軍8万2千の戦いで、結局西軍だった小早川や脇坂、朽木の裏切りで東軍が勝つんですね・・。これだけ大きな戦がわずか半日で終わってしまうなんて。家康の人望や用意周到さ、狡猾さ、手回しの上手さを感じます。

是非このあたりを訪れた際は岡崎城と共に訪れて見て下さい。(*‘∀‘)

 

・・・

 

刈谷の方へ向かいます。

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この辺は工場が多いです。トヨタ車体の本社も!愛知に来ているな~と実感します。

 

幸酒場 喜楽

この日は旅中に知り合ったハヤカワさんと合流、ツレのやっている居酒屋に連れて行って頂きました。

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この他にも手羽先や名物の肉焼売など出してくださいました。どれもとても美味しい!

 

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デザートは手作りの雪見大福。最後まで堪能させていただきました。ご馳走様です!

 

日が変わるまで旅のことなど話して、自分が眠気限界になりおやすみなさい。( ´O` ) ~.。o。゚

 

明日は遂に東海の中心、名古屋へ行きます!少しは涼しいと良いのだが・・・暑そうなので無理せず距離短めで行きます。

 

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<データ>

出発地 道の駅 とよはし 8:35

到着地 ハヤカワさん宅 20:00

走行距離 61.99

総走行距離 7680.49

平均速度 17.4

最高速度 42.8

獲得標高 249

<支出>

朝食 パン

昼食

夕食 喜楽

食料品 289 ファンタレモン もも水

観光 910 二川宿本陣資料館(400) 岡崎城・家康館(510)

宿泊 ハヤカワさん宅

使用金額 1199