一歩前へ

ゴリ旅 酒好きのアラサーが自転車で日本を旅します。2019/04/22福岡発反時計回り

【旅136日目】天下の険 旧箱根峠の激坂を超える

9/4(水) くもり

 

おはようございます。戸塚の親戚の家を使わせてもらっていました。街中で夜雷雨が凄かったし、本当に助かった!ありがとう。

今日は天下の険と言われる箱根越え、心して行こう!それでは元気にいってみよー୧(๑•̀ㅁ•́๑)૭

 

・・・

 

きびしい登坂がある日というのは、なんとなく朝ダラダラしてしまいます。いやだな~って気持ち9割、楽しみな気持ち1割。思ったより上り坂は時間がかかるので本当は早めに出て、時間に余裕を持たないといけないんですけど。( ;∀;)

そんなこんなでブログを仕上げたりダラダラしながらしゅっぱーつ!୧(๑•̀ㅁ•́๑)૭✧

旧東海道を走りながら、目についたものを見て行こう!

 

おしゃれ地蔵

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女性の願い事なら何でもかなえてくれ、満願のあかつきには白粉を塗ってお礼をすると伝えられてます。なんでも!?なんて都合の良い・・などと罰当たりなことを考えていましたが、結構しっかりと白粉が塗られていたのでご利益はありそうです。自分は男なので一礼だけして立ち去ります。(*´з`)

 

一里塚

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塚の形態を残していないものが殆どです。ですがその存在を後世に残そうと、碑が建てられています。統一感はないですが、これもその一つ。

 

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街道沿いにはしばしば松を見かけます。徳川家康は、慶長6(1601)年、東海道に宿駅を定め、慶長9(1604)年には街道に一里塚を設置して道の両側に松を植えさせました。数はだいぶ減らしているそうですが、これもその名残でしょうか。土の道の両端に松が生え、夏は影を作り、冬は雪を被りとても風情のある光景だったんだろうな~なんて想像しながら走ると、自転車も少し楽しくなります。

 

茅ヶ崎の一里塚

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日本橋から14里目。まだ塚がきちんと残り、その上に松が植えられています。当時の姿を残す貴重な遺跡で、市の指定遺跡となっています。

 

相模川橋脚

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旧東海道は本当によく商店街を通る。昔から栄えていたのだろうけど、自転車で通るのは一苦労です。( ´•д•`; )

 

平塚宿の江戸見附

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宿の出入り口、宿を守る防御施設として設置されました。平塚は日本橋から7番目の宿場です。

 

平塚宿脇本陣

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本陣が大名などの偉い人が泊まる宿だったのに対し、脇本陣は本陣の予備的施設で、大きな藩で本陣だけでは泊まりきれない場合や、藩同士が鉢合わせになった場合に格式が低い藩の宿として利用されるなど、本陣に差し支えが生じた場合に利用されました。本陣は原則として一般客の宿泊は認められなかったが、脇本陣は大名・勅使などの利用が無い時には一般客の宿泊にも利用されていたそうです。

 

平塚宿本陣跡

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跡なので何も残っていませんが、脇本陣の近くにあったようです。

 

平塚宿京方見附

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平塚宿に見附は2つあり、江戸方と京方、その間が宿場として栄えたそう。

 

高麗山(こまやま)

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歌川広重東海道五拾三次 平塚

高麗山の姿は当時と変わらず、なんとなく風情が残っている気がします。

 

押切坂の一里塚

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18里、坂の頂上にあります。ここから下り!(*´з`)

 

松屋本陣跡

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大磯宿と小田原宿の中間に位置し、大磯宿~小田原宿の距離が16kmと長い上、押切坂、酒匂川があることから、 間の宿(あいのしゅく)として休憩所が設けられ、 "梅沢の立場" と呼ばれ大変賑わっていました。その中心的存在となっていたのが "松屋本陣" であり、特権階級にあたる人達の休憩所に指定されていました。 "松屋" であった和田家ですが、今もこの地には和田さんが住んでいました。たてものは緑でとても今風です。笑

 

酒匂川を渡ります。どうしてこの名前?お酒好きなので気になります。笑

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神酒を川に注いだところ酒の匂いがしばらく収まらなかったという説などがあるそう。

向こう側には箱根の山々が顔を覗かせていますが、ごらんの天気。なにやら不穏な感じです。やだな~やだな~。( ´•д•`; )

 

小田原城

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15世紀末、伊勢宗瑞(後の北条早雲)が小田原に進出し、以後、北条氏が5代約100年にわたって関東での勢力を拡大していきました。天正18(1590)年、秀吉の小田原攻めにより北条氏は滅亡し、戦国時代が終焉を迎えました。
大久保氏⇒稲葉氏⇒大久保氏と城主が変わり、小田原城東海道で箱根の関所を控えた関東地方の防御の要として幕末に至りました。

 

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あまり見ることのない城壁の構造。

 

場内のイヌマキの木

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凄い幹が捻じれていて力強さを感じます。

小田原城は平成の改修を終えて、とても綺麗に蘇っていました。

6年ほど前、東京から箱根までバイクでツーリングした際に寄ったので今回はサラっと。実はその際にも箱根旧道を通ているのでこの先の道の険しさを知っちゃっているんですよね・・・。これはこれで辛いです。ε-(´・ε・̥ˋ๑)

 

お城を出て旧東海道を走っているとまたお城!?

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ういろうのお店でした。笑 寄ろうと思いましたが、本日休店日・・・。残念!

 

箱根の麓に湧水があったので補給します。

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冷たくてありがたい!

 

旧道は左折し、国道1号線を逸れます。

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遠くに見えるのは箱根湯本駅小田急線の終点です。

三枚橋を渡り、ここからが天下の険と言われる箱根旧道の開始です。今は神奈川県道732号湯本箱根線に相当します。

 

スタートからなかなかの斜度で攻めてきます。途中小学生に追いかけられながら、一緒に上がって行きました。笑

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ヘアピンカーブの斜度がえぐい!写真にするとなかなか伝わりにくいですが、内側は絶対漕げません。( ´•д•`; )

 

本当の旧東海道は時折森の中を突っ切ります。

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民家の横から出てきたりもします。

 

これを上がろうっていうんだから!笑

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 もう大変!神奈川から静岡に行くルートは、御殿場まわり、箱根越え、熱海まわりがありますが、一番標高の高いのが勿論箱根越え。旧東海道一番の難所と言われています。

 

七曲り

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平均斜度で10.1%、なんというか漕いで登れるギリギリの坂が続きます。

 

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あと3つ、あと2つとカーブを数えていきます。そしてついに7つ!と数え切りましたが、まだまだカーブが続きます。なんと七曲りという名前なのにカーブは12コありました!そりゃ勘弁してくれ。(。-`ω´-)

 

上まで来たら甘酒茶屋がありました。

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さ、流石に汗ダクで入って行く気になれなかったので通り過ぎます。

 

旧街道。

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この道は濡れると踝までハマるらしく、以前は竹で道が作られていましたが1年で腐ってしまうので最終的に石畳の道になりました。かなり坂が急で無理矢理斜面に作られています。当時の人はここを歩いていたのか。本当に旧東海道の面影を残す数少ない場所です。

 

茶屋で最高点!と思っていたら、まだまだ登りが続きます。

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終わったと思っていたのに登りがあると一気にやる気を削がれますが、行くしかないので進みます。ε-(´・ε・̥ˋ๑)

 

そして、ようやく芦ノ湖へ到着します! 

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ま、まぁ景色はね・・・。これはこれで幻想的と言うか。( ᷇࿀ ᷆ )

 

また少し登り返すと箱根関所が見えてきます。

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昔の人もこの光景を見たのでしょう。ようやく峠を越えた感動・・・やっぱりあります。

 

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今は関所で取り調べなんてなく、スルーで通れます。昔の人が聞いたら驚くのかな?

 

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お土産屋さんも良い感じの雰囲気です。

 

行きたかった箱根駅伝ミュージアム

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16時30分閉館、時間ギリギリだったので入れませんでした。( ´•д•`; ) 楽しみにしていたので残念。

 

峠が県境になっていて静岡に入ります。県境の表示あったかな~?流石にある筈ですが、見落としてしまったようです。

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箱根峠を超えると国道1号線、交通量が一気に増えます。斜度も急だし結構怖い。ブレーキを握りっぱなしで指が痛くなりました。( ゚Д゚)

 

柿田川公園へ。

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名水100選に選ばれた美味しいお水を飲むことが出来ます。冷たくて柔らかくて美味しい!

お腹もそこまで空いておらず疲れたので、建物の影にサッとテントを張ってお休みなさい。( ´O` ) ~.。o。゚

 

明日は少し観光し、約束があるのでそこに行こうと思います。 

 

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<データ>

出発地 えーちゃんの家 9:45

到着地 柿田川公園 17:30

走行距離 81.53

総走行距離 7414.81

平均速度 14.6

最高速度 43.7

獲得標高 1299

<支出>

朝食

昼食 213 カップ焼きそば

夕食

飲料 159 CCレモン

食料品 581 うどん パン シーチキン

宿泊 柿田川公園

使用金額 953