【旅126日目】世界遺産 東照宮と二荒山神社に感動!
8/25(日) 晴れ一時にわか雨
おはようございます。
道の駅の交通情報センターにお世話になっていました。大学生で北上中の縦断勢が先客に居たので、交通情報など交換。あと7日で稚内まで行くのだと。早いなぁ!
ここは博物館にトイレが付いていて販売所などがないスタイルの道の駅。朝6時に起床して朝食を食べて準備します。今日は午後から雨予報、それまでに移動してしまいたいのです。どこに行くか朝まで悩みましたが、山を登り日光へ行こうと思います。それでは元気にいってみよー୧(๑•̀ㅁ•́๑)૭
・・・
朝は気持ちの良い晴れなんだよな~!
雨が降るなんて信じられない。
日光は意外と標高が高いので、ゆったりとした登りをずっと行きます。
途中ちょっと道を外れてみます。
気持ちの良い杉林の中を走りました。舗装はないけど走りやすい、たまには気分転換です。(*´з`)
そしてJR日光駅に到着。
大正元年に完成した古い駅で、関東の駅100選らしいです。
2階はモダンな作り、シャンデリアもあります。1等客の特別待合所でした。
ここから8kmほど登り、日光寺社群に着きます。
磐裂霊水(いわさくれいすい)
1200余年前、日光開山の祖勝道上人がこの地に清水を発見し、以来修験者が神仏に供えた霊水と伝えられています。この水は男体山系の湧水で、日本で最もおいしい水として定評があるそう。そこまで冷たくはないですがやや硬め?ここまで自転車を漕いで登ってきた身体に染みわたり美味しいです。
流石日光、古い雰囲気ある建物も沢山あります。
金谷ホテルベーカリー
神橋
道路を渡ればそこは世界遺産です。
日光山は766年に勝道場人(しょうどうじょうにん)により開山されました。以来、平安時代には空海や円仁ら高僧が来山したり、鎌倉時代には源頼朝公の寄進などが行われ、関東の一大霊場として栄えました。江戸時代、山王一実神道(天台宗)の教えで家康公を東照大権現として日光山に迎え祀ります。輪王寺(りんのうじ)の称号が天皇家から勅許され、さらに慈眼大師(天海大僧正)・三代将軍家光公が新たに祀られ、「日光門主」と呼ばれる輪王寺宮法親王(皇族出身の僧侶)が住し、宗門を管領することになりました。1871(明治4)年の神仏分離令によって輪王寺、東照宮、二荒山神社にそれぞれ分離され二社一寺となります。
1999(平成11)年、日光東照宮・日光山輪王寺・日光二荒山神社を「日光の社寺」として世界遺産として登録され、2005(平成17)年、「奥日光の湿原」としてラムサール条約湿地として登録されました。
輪王寺
ここはサラっと外から見ます。
本堂は日光山随一、東日本では最も大きな木造の建物で、平安時代に創建されたました。現在の建物は、正保2(1645)年、徳川三代将軍家光公によって建て替えられたものです。拝観料がかかりますし、、、神社がより見たいので先へ進みます。すみません。( ´•д•`; )
東照宮
日光と言えば東照宮ですね!
関東に住んでいたこともあるのですが来たことがなかったので楽しみです。
拝観料を払います。料金は・・・・せ、1300円!?流石に世界遺産ともなるとお高い。( ´•д•`; ) ですがここまで来て引き返す訳にも行きません、入場です!
表門(仁王門)を潜り入場します。
1617(元和3)年、徳川初代将軍徳川家康公を御祭神におまつりした神社です。家康公は、元和2年4月17日駿府城(静岡県静岡市)で75歳の生涯を終えられ、直ちに久能山に神葬されました。そして御遺言により、一年後の元和3年4月15日、現在の地に移されおまつりされました。現在の主な社殿群は、三代将軍家光公によって、1636(寛永13)年に造替されたものです。家光公の祖父・家康崇拝は有名ですね。
境内には多数の灯篭が。中には伊達政宗から贈られたものなどもあるそう。
上神庫(かみじんこ)
狩野探幽が創造で書いた2頭の象だそう。
そして一番有名なのは人が沢山集まっているこの建物でしょう。
神厩舎(しんきゅうしゃ)
ご神馬をつなぐ厩(うまや)です。
昔から猿が馬を守るとされているところから、長押上には猿の彫刻が8面あり、人間の一生が風刺されています。
中でも左から2面目、「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿が有名ですね。
この写真は良く見るのですが、意外と建物全形やその他の面を見たことはなかったです。有名過ぎてへそ曲がりな自分は「ふーん」で終わるかと思ったのですが、かなり感動しました。見れて良かった!やっぱり現地に行かないと分からないこと、学べることは沢山あります。
境内には色々な建物があります。
有名なものでなくてもその1つ1つが丁寧に作られていて目がとまります。
陽明門(ようめいもん)
日本を代表する最も美しい門で、宮中正門の名をいただいたと伝えられています。
くぐると天井には龍。
鳴き龍に似ているけど、どうなのだろう。
至る所に丁寧な細工・人形が彫られています。
いつまで見ていても見飽きないところから "日暮の門" ともよばれ、故事逸話や子供の遊び、聖人賢人など508体の彫刻が施されています。陽明門に見られる多くの人物像は泰平の世をもたらした家康公の功績を称え、理想的な政治の在り方を示すものと考えられています。
本当に、これは見飽きない。ずーーっと見て居られます。細工がいちいち細かすぎるんです。(*´з`)
ところで、これは正しい柱。
一本だけ違った様式で建てられています。
違いがわかりますか?
魔除けの逆さ柱
地紋が逆なんです。物事は完璧であるとかえって魔が差すとの考えから、故意に形を崩したそう。西洋で黄金比など、物事の完璧を追い求めていたのと比して日本のこの美学、自分は大好きです。
眠り猫
左甚五郎作と伝えられています。牡丹の花に囲まれ日の光を浴び、うたたねをしているところから「日光」に因んで彫られたとも言われています。
江戸時代には正式には将軍社参の時にしか開かれなかった坂下門の前に位置し、家康公の眠る奥社参道を護ります。
裏側には2羽の雀。
子猫が安眠し雀が戯れる様子から、強い者が弱い者を虐げることのない共存共栄の平和な世の中を表現していると言われます。
奥社参道
207段の階段を登ります。一枚の石を切り出してそれぞれ作られている、凄い。
毎日運動しているからチョロイぜ~とほいほい行きます。
見透かされたかのように看板。ハッとさせられますね。のんびり、急がず。( ´•д•`; )
途中にお茶だけの自販機。
ずるいような。笑
奥社宝塔(御墓所)
徳川家康公の墓所。公開されたのは意外と最近、昭和40年だそうです。
塔の前には鶴の燭台、唐獅子の香炉、花瓶からなる三具足が据えられています。
他の豪華絢爛な建物たちと比べてどことなく質素な作りですが重厚感があり、家康公の圧を感じました。
神輿社(しんよしゃ)
中には3基の神輿が収められています。
中央が徳川家康公、左が源頼朝卿、右が豊臣秀吉公のものだそう。何故この3人なのだろうと思い調べてみると、元々源頼朝卿が日光山を造営し東国の宗教的権威の一中心であったことを徳川家が利用して東照宮を造営したということへの敬意、秀吉公については果たせなかった天下統一を家康公が引き継いだということへの配慮があったのではないかと言われているそうです。なんとも面白いとういうか、先人を大切にする気持ちは今も昔も変わらないんですね。
これだけ有名な神社ともなれば沢山のお酒が寄贈されています。
真ん中にはキリンビール。宮司さんに教えて頂いたのですが、麒麟は御本社襖にも描かれており(実際に入って見れます、撮影禁)、綺麗な空気と水でしか生きられないそう。綺麗な政治をしているか見守るという意で描かれています。キリンビールは綺麗な水で作られていて麒麟も飲めるほどのもの、といった意だそうです。
こういったことを知るとキリンビールが飲みたくなります。笑
薬師堂(鳴龍)
撮影禁。中には鳴き龍が居ます。拍子木を鳴らすと、竜の顔の下で打ち鳴らした時だけ本当に綺麗に鈴を転がす様に反響します。きゅいいいいい~~~ん・・・・。とても素晴らしい音色でした。
葵の紋の灯篭
なんだか東照宮は昔の人の知恵や考え方、生き様が詰まっていたような気がします。今の自分や政治家はじめ偉い人、こういった謙虚な気持ちを忘れていないか・・・。考えさせられるような本当に素敵なところでした。また、折に行って訪れて襟を正したい、そんな場所です。行って良かった!!
下野国一之宮 二荒山神社
御祭神は二荒山大神(ふたらやまのおおかみ)、そして親子3神を祀ります。
父:大己貴命(おおなむちのみこと)
母:田心姫命(たごりひめのみこと)
古くより、霊峰二荒山(ふたらさん・男体山、標高2486m)を神の鎮まり給う御山として尊崇したことから、御山を御神体山と仰ぐ神社で、日光の氏神様でもあります。
境内は、日光国立公園の中枢をなす日光連山をはじめ、御神域は3400haにも及びます。
東照宮は人で溢れかえっていたのに、こちらは比較的空いているのでゆっくりとみて回れます。
撫でた場所で様々なご利益のあるライオン。
あまり皆撫でないんですね。。。自分は欲張って色んなところを沢山撫でました。笑
境内は落ち着いた雰囲気。
改修が行われており、階段を登るとその様子もみることができました。
化灯篭
夜更けに燈籠に火を灯すとその様子が怪しげに見え、警護の武士たちが化け物と 度々間違えて切りつけることから化灯篭と呼ばれました。灯籠のへりには武士たちに切りつけられたという刃傷が70以上も残されています。現在は年に1度3月13日の弥生祭初日の夕方に化灯篭に火を灯すそうです。
御神刀
大黒様
沢山小槌を振ってお願いしてきました。笑
二荒霊泉
本殿の背後にある恒霊山(こうれいさん)から湧き出る "薬師の霊水" 、西に約1kmのところに建つ滝尾神社のほとりから湧き出る "酒の泉" 、2つの霊水が引き込まれています。
御神木胎内くぐり
内部が空洞となり、倒木の危険があるため切られた樹齢550年の杉です。潜ると穢れを払い、良縁のめぐまれるそうです。(*´з`)
境内の山々、日光連山が岩で表されていました。この辺りも素晴らしい山が沢山あるんですよね~。いいなぁ!笑
・・・
日光の社寺は想像していたよりも良い意味で観光地化されていて、時折説明などがあります。そしておまもりなどのご案内も・・・。笑 ゆっくりと、とても有意義に回ることができて満足です!坂がしんどかったけど行ってよかった~!
一度日光駅近くまで下りてファミレスでブログ更新など、日が落ちて公園に移動しておやすみなさい。( ´O` ) ~.。o。゚
明日は天気どうかな~。雨が降らないようだったら登山をします!
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<データ>
出発地 道の駅 那須野が原博物館 7:30
到着地 稲荷町防災公園 22:10
走行距離 52.45
総走行距離 6980.49
平均速度 16.5
最高速度 92.7
獲得標高 587
<支出>
朝食 うどん
昼食 269 カップ焼きそば パン 納豆
夕食 938 ガスト ハンバーグチキン南蛮(500円優待利用)
飲料 145 ジンジャーエール
食料品 156 パン
観光 2500 東照宮(1300) 二荒山神社(200) 御朱印(東照宮 二荒山神社)
宿泊 稲荷町防災公園
使用金額 4008