一歩前へ

ゴリ旅 酒好きのアラサーが自転車で日本を旅します。2019/04/22福岡発反時計回り

【旅75日目】最果ての百名山、憧れの利尻岳(利尻富士)に登る

7/5(金) 曇りのち晴れ

 

おはようございます。

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2時30分に目覚ましをかけたのですが、二度寝かましてしまい、危うく寝坊するところでした。慌てて起きて時計を確認すると2時49分・・・あぶねぇ。('Д')

いつものようにパワーの源、お米とお味噌汁で力をつけます!

楽しみな利尻岳登山!それでは元気にいってみよー୧(๑•̀ㅁ•́๑)૭✧

 

・・・

 

外はうっすらと明るくなってきています。テントの外に出て天気を確認。

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山は雲に覆われていますが、雲の切れ目は見えます。これはわずかに期待できるか!?

やる気が出てくるとともに目が覚めてきました!

 

しっかりと準備をして出発!

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キャンプ場から登山口までは登りが2km続きます。普段のパニアを外してお出かけ快速使用のFederalちゃん。荷物がないとこんなにできる子なの!?すいすい登ります。

この日は利尻島で再会した同じ九州、熊本発のらふさんと一緒に登山することになりました。函館ぶり!

 

利尻岳登山

時刻は4時前。概ね予定通りに登山開始します。

利尻山標高1721mの独立峰利尻岳利尻富士とも呼ばれ、日本百名山、新・日本百名山、花の百名山、新・花の百名山に選ばれる素晴らしい山なんです。20万年前から火山活動を行い、4万年前に現在の形に近いものとなりました。有史以来噴火の記録はなく以前は死火山とされていましたが、定義の改変と共に現在は活火山とされています。利尻島という日本で18番目の大きさを誇る離島にどーーんと高く聳え立つ独峰に、ずっと登りたいと思っていました。ついに!ワクワクが凄いです。笑

 

まずは登山口から500mほど歩いたところにある甘露泉で水分を補給します。

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日本の名水100選にも選ばれていて、最北端の名水なんです。飲んでみるととても滑らかで柔らかい!甘いと感じる・・・と言いますが、甘いは言い過ぎかもしれませんがとても飲みやすく、すーーっと吸収される感じがします。これをたっぷりと補充して登山に持っていきます。( ゚Д゚)ウマー

 

まずは木々のトンネルをくぐっていきます。

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登山道はさすが100名山、入山する人も多く歩きやすく整備されています。

 

途中太陽がちょっとだけ顔を覗かせます。

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お・・・これは!?少し期待しちゃいます。

 

6合目の第1見晴台(707m)から進行方向を。

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まだまだ頂上はこの奥です。森林限界を突破します。

 

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下を見ると半分雲海がかかっていました。

 

花100名山だけあって、そこかしこにお花が咲いていました。

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チシマフウロ

 

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エゾカンゾウ

 

8合目の長官山(1218m)に到着。

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昭和8年北海道庁長官がここ8合目まで登ってきたことから、その名が付いたようです。ここからまだ500mも標高を上げなくてはなりません。少しづつ露岩が出てきており、登りづらくなってきました。

 

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山頂を見ると、少しガスががってきます。左手には万年雪、右下には避難小屋が見えてきます。木々の間にこれから登るルートも見え、ワクワクします。

 

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登山道の右側はかなりガレており、一部崩落していました。

 

避難小屋に到着。

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中には30人ほどが収容でき、非常時の水などが保管されていました。登山道の崩壊を防ぐために緊急時以外の宿泊は禁止されているので、出来るだけ日帰り登山をするようにしましょう。

 

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低木のトンネルをくぐって超えていきます。登山道がかなり削れてくぼんでしまっていることが分かります。

 

9合目に到着。

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遂に、あと1合です。うーーん、うっすらガスがかってますか?( ;∀;)

 

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ミヤマアズマギクが鮮やかに、よく咲いています。

 

あ、あれ?

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急にガスの中に包まれ、あっと言う間に眺望を失います。

海に浮かぶ独立峰なので天気がコロコロと変わってしまいます。( ;∀;)

 

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こういった時はお花を楽しむしかない!

 

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エゾツガザクラ

 

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この時期本当に北の山は高山植物が豊富で楽しませてくれます。 

 

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剥きだしの地面。沓形(くつがた)からのコースと合流します。

 

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利尻岳は火山の活動が収束してから長く経過しており、また噴火時の噴出物が堆積しただけなので崩れやすく、登山道の崩落がかなり進んでいます。崩壊を食い止めるための整備がされているので登りやすかったですが、長く登る為にも大切に登る必要がありそうです。

 

頂上直下のスリットがあります。

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高さは3mにもなります。長年凍結と融解を繰り返し、浸食が進んだそうです。

利尻山はその尖った山容もですが、厳しい自然と共存して今の形があるんですね。

 

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山頂まであと少し!!

登山道は滑りやすい堆積物が積もっているので注意が必要です。

 

そして、ついに・・・

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山頂へ!

 

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憧れの利尻岳に登れてうれしー!!

ですが、ガスガスで眺望はありません。海の中に浮かぶ山なので仕方ないですね。下から見ていても本当に一瞬で雲がかかったり晴れたりします。( ;∀;)

 

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山頂の祠には可愛らしい置物もありました。

 

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すこーしガスが晴れたところで、ローソクがかろうじて視認できました。溶岩が流れた後にこういった岩が形成されていたようです。

 

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一緒に登ったらふさんとも。登った時はまだ早い時間だったので、頂上に自分たち以外人がおらず、二人占めできました。(*´з`)

 

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頂上でまったりお昼ご飯・・・ではなくまだ7時台なので朝ごはんですね。食べていると続々と登山客が上がってきました。

 

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時々明るくなるので、晴れないかなーーなんて淡い期待を持ちながら写真を撮って遊び、1時間ほど待ちましたが結局青空は見えませんでした。

ですがこの斜面のお花畑!とても綺麗で感動ものの絶景です!

 

遠くで雷の音もし始めたので、ゆっくりと下山を開始します。

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名残惜しい頂上。次は是非快晴の時に!!こういった宿題があっても良いのかもしれない。(*´з`)

 

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時間と共にガスは濃くなっていき、少し下山しても下は完全に見えなくなってしまいました。早く登っておいてよかった!

 

 

下山は、ガレなどのせいでかなり滑ったりして危険。3時間ほどかけて注意深く下ります。そしてキャンプ場に帰還。

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登頂を祝って昼間っから始めます。ビールは安定のセイコマビール!1本138円と安いのですが普通に美味しいんです。( ゚Д゚)ウマー 登りは全然疲れはなく快調だったのですが、やっぱり下山は筋肉を使い疲れますね。こんな時に頑張って移動してもあアレなので、今日は余韻に浸りつつキャンプ場でゆっくりすることにして、洗濯したり足湯につかったりしながらだらだらしていました。( ᷇࿀ ᷆ )

明日は午前中利尻島を回り、午後に日本最北の島・礼文島へ行こうと思います!それでは早い時間ですがおやすみなさい。( ´O` ) ~.。o。゚

 

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<支出>

朝食 お茶漬け 味噌汁

昼食 肉 野菜炒め

夕食

食料品 948 肉 ビーパン もやし パン

酒 414 ビール

洗濯 250

宿泊 500 利尻島 ファミリーキャンプ場ゆ~に

使用金額 2112

<登山データ>利尻岳

標高 1721

登り 3時間30分

下り 3時間9分

登山口 鴛泊登山口

高度上昇 1455

距離 14.05

主なピーク 長官山 1218.7