【旅61日目】曇天だったが、それでも神威岬は美しかった!
6/21(金) 曇り一時雨
おはようございます。
朝は多少風があったもののそこまで冷え込みはなく、カラスの声で目が覚めます。今日は少し走る予定なので、早めに準備をします。
そろばん日本一周の方は250ccバイクにこれでもかと搭載していました。凄い!あと20数日でゴール予定とのこと。お互いご安全に!
・・・
走り始めてすぐにキタキツネが前を横切りました。結構な街中でしたが、、、北海道を実感します。
面白い橋を発見。
発足橋と書いてはったりばしと読みます。なんか崩れてしまいそうでついつい写真を撮ってしまいました。笑
朝食はお決まりです。
セイコーマートのチキンたっぷりペペロンチーノ。118円でこのボリュームですからね。朝の自炊が減ったのは確実にセイコーマートのせいな気がします。(*´з`)
気づいたら神恵内(かもえない)に入っています。
これって、どうみてもドラゴンボールの神龍にしか見えない・・・。
道の駅 かもえないの流木アート。
よく出来ています。人は心臓も流木で表現されています。凄い!
海沿いはちょこちょこアップダウンがありますが、ここまでは割と平坦、快調に飛ばしてきました。
遂に積丹町(しゃこたん)に突入します。
あと5kmほど!突き出したのが神威岬です。写真で見て、凄く楽しみにしていました。
神威岬
最後に10%の上り坂を登ってようやく到着です。
女人禁制の門を潜って行きます。
1855年頃まで女人禁制でした。チャレンカという女性(アイヌの首長の娘)の嫉妬心が女を乗せた船を転覆させたことから、岬一帯が女人禁制の地になったと言われています。
チャレンカの小道を通って岬の先端へ向かいます。
エゾカンゾウの群生地としても有名です。2割咲きくらい?一部では綺麗に咲いていました。カンゾウの黄色は濃くてとても綺麗、です。
700m程度歩いて先端へ到達します。尾根を歩くように、アップダウンがあります。観光客が多いですが、気持ちいい!
先端から見えるのは神威岩です。これにもまつわる伝説があります。
平泉で自害したとされる源義経は実は生き延びており北へ逃れ、蝦夷地へ渡ってきたたという伝説があります。アイヌの長の許に身を寄せた義経は、その長の娘であるチャレンカと恋に落ちました。しかし義経が生きていることを知った源頼朝の追手は、執拗に追ってきます。そこで義経はチャレンカに黙って、再び旅に出て行きました。チャレンカは義経が去ったことに気付き、その後を夢中で追いかけます。そしてようやく積丹半島の神威岬にまでたどり着きましたが、義経はそこから船で旅立った後した。義経を失った悲しみにチャレンカは神威岬の突端から身を投げました。するとその身体は石に変わり、神威岩となったと言われています。
源平の伝説は本当に日本各地、あらゆる場所で見られます。まさかここ、北海道にもそんな伝説が残っているとは!どこまで本当かはわかりませんが、不思議で面白いですよね。( ᷇࿀ ᷆ )
ここ一帯の海は積丹ブルーと言って、透き通った青が有名です。
今日は生憎の曇り空。ですが海は透明度が高く、それでも綺麗な青に見えました。
濃い青も素敵です。(*‘∀‘)
岬の先端から神威灯台を振り返ります。北海道の中でもとても古い灯台で、今でも当時の建物が現役で使用されています。
昔は神威灯台までは尾根道が険しく細いため、灯台を管理する人が辿り着くのですら困難でした。
船で海側から回りこんだりしていましたが、嵐で転覆し亡くなった方もいます。そこで安全に通れるように掘られたのが奥に小さく見える念仏トンネルです。
曇っていてもこういった尾根道はカッコイイです。
写真も撮って十分に堪能できました。
・・・
再び海岸沿いの国道を走ります。
海岸線はトンネルが凄く多い。左側に白くあるのが旧道。
不思議な形の岩を発見し思わず撮影!なにに見えます??
セタカムイ(犬の神様)と言う岩です。セタカムイの伝説という由来のお話があるみたいです。犬が遠吠えをしている姿に見えるらしい。うーーーん、見えます?私には・・・えー。笑
この辺は2-3kmのトンネルが連発する危険地帯なんです。
豊浜トンネルと言います。
1996年に崩落事故が起こり20名が亡くなった、凄惨な事故があったトンネルなんです。( ;∀;)
旧道はがっちり塞がれています。ここを山側へ迂回するようにトンネルが作られなおされていました。
この国道は古いトンネルが塞がれ、新しい道がきっちりと作られていました。過去の出来事をきちんと未来へ生かす・・・亡くなった方には申し訳ないですが、大切なことだと思います。自分も過去の誤りを生かせるようにならなければ。
有名なソーラン節発祥の地を偶然発見しました。ヒッソリありすぎー!
なんやかんやしていると、余市へ突入しました。ローソク岩と・・・なんや?笑
とりあえず余市やーーー!(*‘∀‘)
ローソク岩を発見。うーーーん、曇天なんですよね。。。夕陽やったら綺麗そうです。ここ最近北海道は曇りばっか!蝦夷梅雨なんてものがあるらしいのです。北海道は梅雨がないと聞いていたのですが・・・これも地球温暖化の影響なのでしょうか。( ;∀;) 厚くて 汗をかくのはきらいですが、そろそろ晴れてほしいです!
余市川温泉 宇宙の湯
宇宙?スペースシャトル??
不思議が一杯ですが、行ってみましょう。
宇宙飛行士・毛利衛さんのご両親が、かつてこの地で「喜久乃湯」という名前の銭湯をしていました。衛さんが偉業を達成した後、子供達に「宇宙の夢を」という想いと、衛さんからの「宇宙の湯を作りましょう」という言葉がきっかけとなって作られた温泉です。
温めの露天風呂、壁には雪と雲を被った羊蹄山の姿がありました。ゆっくり、落語好きのお父さんのダジャレを楽しみながら入りました。笑
海老のかき揚げ丼!温泉とセットで1000円。海老はパリパリで味も濃く、とても美味しかったです。( ゚Д゚)ウマー
休憩所でゆっくりとさせて頂き、近くの道の駅へ移動しました。
登山をした翌日の100km移動は結構しんどかった!あわよくば小樽まで・・・と思っていましたが余市にもまだ見所が沢山ありますし、体力的にも無理をせずここでストップします。雨が降りそうなので売店の軒下へテントをパパっと張ってお休みなさい。( ´O` ) ~.。o。゚
明日は天候次第な行動となりそうです。余市と言えば!的なあの場所へ行っちゃうぜー!楽しみ!
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<データ>
出発地 道の駅 いわない
到着地 道の駅 スペース・アップルよいち
走行距離 97.02
総走行距離 3498.86
平均速度 20.9
最高速度 46.8
獲得標高 1300
<支出>
朝食 118 チキンたっぷりペペロンチーノカップ焼きそば パン
昼食 にしんの混ぜご飯
飲料 118 とよとみミルクコーヒー
観光 300 神威岬ステッカー
入浴 440 余市川温泉 宇宙の湯
宿泊 道の駅 スペース・アップルよいち
使用金額 1536