【旅60日目】雲中の羊蹄山(蝦夷富士)登山!キツかったが雄大な自然と出会いを満喫!
6/20(木)晴れ一時曇り
おはようございます。
昨日は夜中の物音などであまりよく眠れず・・・それでも5時に頑張って起床します。
朝はお茶漬けと味噌汁、納豆でしっかり力をつけます。働いていた時よりよっぽど規則正しいし、食事もちゃんと取っている気がします。( ;∀;)
6時過ぎにはテントも収納しおわり、横にある登山口へ、入山届へ記載しいざ羊蹄山へ!
羊蹄山は100名山の1つで、蝦夷富士の名を持つ美しい山です。4つの登山道がありますが、今回は倶知安ひらふコースで登ります。このコースは最も距離が長く大変なのですが、登山道の両脇300mが国指定天然記念物の特別保護地区に指定されており、美しい花が有名なんです。これはここから登るしかないでしょう!(*´з`)
がっつりフレアが。( ;∀;)
登山道はしばらくなだらかなのですが、厳しい雪の影響か倒木が沢山あります。これらを潜ったり乗り越えたり・・・アスレチックみたいになかなか体力を消費します。
20分ほどで急に傾斜がきつくなり、1合半の風穴へ到着します。
登山道はずっとこんな感じ。写真ではわかりずらいのですが、なかなかの傾斜があります。手入れはされているのですが、過剰に階段などなく、良い感じの登山道です。(*´з`)
しかし、この日は何故かペースが上がらずやたら汗をかきます。朝食べ過ぎ?睡眠不足?? 羊蹄山は旅に出る前から必ず登ろうと決めていた山で、思い入れがあったのですが、モチベーションも今一つな感じ。なんか嫌な感じでした。最悪引き返すことも考えつつ、ですが天気予報的に今日がなんとか楽しめる感じなので、色々葛藤しました。事故だけには気を付けて、ゆっくりペースを守りつつとりあえず登ることにします。( ;∀;)
そんな中癒されるのは景色!このあと雲に隠れてしまうのですが、ニセコ連峰が顔をのぞかせてくれました。
自然の猛威を感じます。太い木がぽっきり折れていたり、枯れていたり。
途中、シマリスが出てきてくれました。かわいいー!写真撮ろうとカメラ構えたら逃げられてしまった。。。( ;∀;)
次第にマツが増え、高度が上がっていることを実感します。
シラネアオイが至る所に咲き誇っています!可愛い花でお気に入りです。(*´з`)
これは?
ガレ場に出ます。結構浮いている石も多いので、注意して進みます。
9合目に到着。まず山頂を目指します。
山頂へと向かうガレ場。それなりに急です。
かなり雪は解けていて、山頂に行く途中の雪渓はここだけ。ひんやりして気持ちいいです。
火口中央道という気になる標識。
母釜、小釜という即火口があり、そちらの御鉢を回って上がっていきます。火口(父釜)との間を歩くのが火口中央道です。なんとなくカッコいいというか、綺麗なので行ってみたかったですが、御鉢をぐるっと回ることにしました。
北山(1843m)に到達。特に標識はなく、石が積んでありました。
ここからは稜線を歩いていきます。
風の当たりづらい影には可愛らしい花も咲いています。
偽ピーク!一等三角点(真狩岳、1892.7m)です。知らなかったら騙されかけます。笑
急激に火口方向から雲が湧いてきました。( ;∀;)
独立峰なので天候の変化が激しく、風も強い・・・のですが、風はこの日はそこまで強くなかったです。
岩場を全身を使いながら超えたり、場合によっては一度下って巻きつつ行きます。
そしてついに・・・羊蹄山山頂へ到達!!いやーーーー眺望なし!( ;∀;) しかし憧れていたピークなので思わず一人声を上げていました。
岩場を越えようと、この標識の下を巻いて歩いていてピークを通り越しかけたのは内緒です。( ᷇࿀ ᷆ )
山頂に立った人しか見れない光景です。(*´з`)
大火口(父釜)は直径700m、周囲5km、深さ200mあります。最後の噴火は約1000年前。火口を見るのってワクワクしますね!
独立峰、稜線(御鉢)・・・大好きです。
岩場を昇り降りしながらぐるーーっと回ります。
ハイマツ。
真狩方面に下りつつ、避難小屋を目指します。
避難小屋。泊まることもできるので、場合のよっては一泊して夕陽とご来光も・・・なんて考えて泊まる準備はしていたのですが、天候的に今後は不安定、かなり厳しそうなのでお昼を食べるだけにしました。
この日は道中何度か抜いたり抜かれたりしていたVerenaと御鉢周り中に再開し、一緒に避難小屋へ、色々話ながらお昼を食べました。1か月日本に滞在して東京や北海道の山をやるそう。日本の素晴らしい自然、景色を見たくて来たんですって。明日は利尻の方へ行くそう。女の子一人で異国、日本語ほぼ話せない状態で行く感覚。凄い主観ですが、大体複数で居るのはアジア系の人、1人で行動しているのは欧米の人が多い印象です。1人でどんどんやりたいことに突き進むその感覚、見習わなくてはならない部分なのかなと思います。
下山口は異なるので、お互い良い旅が出来るよう挨拶してお別れしました。
綺麗な花を見ながら下山開始。
しかし9合目から上は風が直に当たるし寒かった!平地より約10度も低いので、恐らく気温は8度ほど。南のチャリダーが暑い暑い言っている中で贅沢ですが、ちょっと寒すぎます。笑
それにしても雲がどんどん湧いてきます。ようやく見えた景色。
ニセコアンヌプリの方にも雲がかかっていました。
ここ1週間程度、曇りや雨が多い中でまだ良い天候の中登山ができたことを喜ぶことにします。(*´ω`*)
下山したら15時。日が暮れるまでにある程度移動しておきたいので、すぐさま荷物をパッキングします。だいぶ荷物の場所が洗練されてきたとはいえ、これはかなり萎えちゃう作業です。( ;∀;)
羊蹄山を振り返ります。相変わらず山頂には雲が・・・。それでも堂々とした佇まい。数時間前までこの山のてっぺんに居たんだ・・・なんとも言えない感動ってあります。しんどかったけど本当に登ってよかった!
羊蹄山から湧き出る水は柔らかく、日本一の水なんですって!誰が決めたのか、色々なところから異論があがりそうですが。笑 でも美味しいのは事実!沢山汲ませてもらいました。
・・・
その後30km程度、ゆっくり酷使した筋肉をほぐす様に走ります。登山後の登坂はしんどいですが、平地ならば何故か足が回ります。気持ちいいんです。(*´з`)
道の駅 いわないに行くも極小で、しかも目の前には交番・・・。野宿には適さない感じなので、近くの公園へ移動します。そこでバイクそろばん日本一周をしている方とお会いし、焼酎を御馳走になります。一体どんな日本一周なのか・・・凄く気になります。そろばんを普及させるためにそろばん塾の先生方とテキストを作成、それを全国の幼稚園協会に紹介して回っているそう。70代でこの活力!エネルギッシュで本当に凄い方でした。日が変わる頃まで色々お話させて頂き、おやすみなさい。( ´O` ) ~.。o。゚
明日は絶景を求めて山越え、海沿いへ戻りたいと思います。
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<データ>
出発地 半月湖キャンプ場 15:00
到着地 道の駅 いわない 17:45
走行距離 34.77
総走行距離 3401.84
平均速度 19.4
最高速度 44
獲得標高 163
朝食 ご飯 味噌汁 納豆
昼食 おにぎり パン
夕食 600 セイコーマート カツ丼
買い食い 265 ロールケーキ パン
観光 700 登山バッヂ
宿泊 道の駅 いわない
使用金額 1565
<登山データ>羊蹄山
標高 1898
登り 3時間40分
下り 3時間40分
登山口 比羅夫(倶知安)
高度上昇 1614
距離 14.31
主なピーク 北山 1843 1等三角点 1892.7 後方羊蹄山 1898