一歩前へ

ゴリ旅 酒好きのアラサーが自転車で日本を旅します。2019/04/22福岡発反時計回り

【旅26日目】飛騨高山の幕府との関係を学び、絶品ミシュラン中華そばを食す!

 5/17(金) 晴れ

 

おはようございます。

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昨日は道の駅の奥のベンチにマットを敷き、そのままシュラフに寝るという、野宿スタイルで寝ていました。この時期そこまで寒くないですし、虫もいないので慣れてくると朝まで起きることなく眠れてしまいます。順応って怖いです笑

さて、今日は歴史ある古い町並みが残る高山市で観光をした後、気合を入れて坂道を駆け上がろうと思います!今日も元気にやっていこー୧(๑•̀ㅁ•́๑)૭✧

 

飛騨天満宮

自転車を10kmほど漕ぐと高山市へ入ります。基本下り~平坦なのでここまでは楽に、朝食後の運動といった感じです。天満宮があったので寄ってみます。

 

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飛騨天満宮です。地元福岡の大宰府天満宮をはじめとするその他の天満宮と同様、菅原道真公がお祀りされています。言わずと知れた学問の神様です。

西暦901年右大臣であった菅原道真藤原時平によって福岡大宰府へ配流されました。三男であった菅原兼茂も飛騨高山へ流されました。西暦903年に父が亡くなると梅の木で父の像を刻み、道真公の御霊を迎えて祠を建立されたのが飛騨天満宮の起源です。

 

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菅原道真と言ったら牛ですね!丑年丑の日に生まれ、亡くなったのも丑の年です。牛の寄って待ち伏せの族の難を逃れたなど、牛にまつわる伝説が多く残っています。牛は「学問に対する姿勢の象徴」とされます。牛のように反芻すれば出来ないことはない、歩みは遅くとも確実に力強く進むことが大切であると言われます。

旅も自転車なのでゆっくりですが確実に進み、色々経験できたらと思います。

 

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境内を見学していると地元の方が数名ふらっといらっしゃり祈願していきます。愛されている神社です。

 

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梅の木も沢山植えられています。飛騨は寒いので、桜と同時に見ごろを迎えるそうです。

 

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御朱印もいただきます。しっかり墨で書いてくださり力強く、好みの御朱印です(*´з`)

 

高山陣屋

唯一現存する郡代代官所として知られています。元禄5年(1692年)に、それまで107年間飛騨藩として金森氏が支配していたましたが、6代金森頼時江戸幕府の命令で出羽国(現在の山形県秋田県の一部)の上山に国替えとなりました。山奥にもかかわらず、木材や炭鉱が豊富にあったことから、ここら一帯は幕府直轄領とし、幕府支配の出張所として役所が置かれ、のちに陣屋と呼ばれるようになりました。以後177年に25代の代官・郡代が江戸から派遣されてきました。

郡代は統括支配地が10万石以上、代官は5万石程度だったと言います。

金森氏・・・聞いたことあるなと思ったら、福井大野市で見た大野城の城主でした。その後飛騨に移ってきたんですね!歴史って、思わぬところで繋がった瞬間は本当に面白い!

実は旅を始めて歴史を勉強するのが楽しくなってしまって、ガイドをお願いしてしまいました(*´з`)

 

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立派な門構えです。ここも中国人をはじめ外国からの観光客が沢山居ます。( ´•д•`; )

 

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のれんをくぐります。徳川の葵紋です!幕府直轄であることを強く意味しています。

 

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青海波(せいがいは)の描かれた屏風です。海の波のようにどこまでも続く徳川の世をたたえる意味があるそうです。ふすまなど、至る所に描かれています。

その前にあるのはもち花です。飛騨は冬が長く、花が咲きません。それで変わりに飾るものをと、風流な木にもちを巻き飾ったそうです。1か月程度で自然に落ちるので、それを揚げて食べます。

 

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庭も小さいながら綺麗に整備されています。

 

郡代の居間は数年前将棋の名人戦で使用されたそうです。

倉庫は資料館として様々な手紙や資料が展示されていますが、写真禁止でした( ´•д•`; )

陣屋は様々な人が出入りしていました。身分によって畳の淵や入れる範囲など事細かに決まっています。今は気楽に見て回れますが、世が世なら入った瞬間首が飛びそうです笑

通常のガイドは1時間弱なのですが、2時間ほどみっちり教えてくださいました。430円でこれはお得すぎる!!案内に書かれていないことは沢山ありますもんね。実際に聞いて質問できるのは凄く有難いごとです。

 

まさご

陣屋を後にし、昼食を食べに行きます。

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高山と言ったら中華そば高山ラーメンという言われ方もしますが、地元ではそばと言います。まさごは中華そば発祥の店と言われています。

 

ラーメンのメニューはシンプルに中華そばのみ!大盛900円を注文します。

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まずスープが濃い!そして麺は細くやや縮れています。スープを頂くと、醤油の辛いコクと出汁の風味が混ざり合って、意外とパンチがあります!するする胃袋へ。途中で酢を入れて味変するのが高山流・・・らしいのですが完全に忘れてました( ;∀;)

最後はごはんを注文してスープに入れて完食です!本当に美味しかった!

元々店主の父が屋台で始めたのが起源で、中華帽をかぶってやっていたそうです。屋台と聞くと地元福岡を思い出しますが、高山は5店舗ほど、寿司や串カツなどの屋台があった程度だったそうです。近日出るミシュランガイドに掲載されるそうです!!パーティーの招待状が来たそうですが、「たかがラーメンで」と硬派な店主、不参加にされたそうです笑 とんこつに慣れているのですが、本当に美味しかった( ゚Д゚)ウマー

 

・・・

 

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高山は金森氏が築いたという古い町並みが残っています。

 

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セブンも普段と全く違ったこの出で立ち。

 

・・・

 

今日から本当に峠に入るため、食料を確保します。

安くてお馴染みのGENKYで補給です!岐阜にもあるんだなー。

 

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ずーーーっと坂!たまに下り。下るとまた上がらなくてはいけないから、どこまで下るか不安になります。

山を走るとこんな湧水が時折あります。長寿水です。

地元の方が沢山容器をもって組みに来られていました。無味無臭で水道水と全然違います!なにより冷たい!ふだん持っていく水はすぐに温くなってしまうので、こういうのはありがたいんです。冷蔵庫って凄い発明だと改めて思わされます。

 

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遠くに日本の尾根が見えてきました。いつかは本当に登りたい!綺麗ですよね。

 

坂道って、無理をしないことが一番な気がします。ギアを軽くして筋肉に頼らずゆっくりでいいので少しづつ進む。平地を走ると「こんな軽いギアいつ使うねん!」なんて思いますが、坂になると一番軽くなることもしばしば。もっと軽いギアが欲しくなるくらいです。笑

 

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ついに分岐点まで!ただこの時期開門は18時までなんです。足も限界、16時近くなっているので明日行くこととし、キャンプ地に向かいます。この分岐から2kmオーバーの危ないトンネルを抜けて、平湯キャンプ場に宿泊です。700円で気軽に泊まれ、さらに400円(通常500円)でちかくのひらゆの森という温泉に入れます。当然入浴!露天風呂の種類が多く、若干温度低いですがサウナもあり素敵な温泉でした。しっかりストレッチして明日に備えます。持っていく荷物を準備して・・・おやすみなさい。( ´O` ) ~.。o。゚

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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<データ>

出発地 道の駅 ななもり清見 8:30

到着地 平湯キャンプ場 16:00

走行距離 45.72

総走行距離 1582.85

平均速度 12.4

最高速度 41.3

獲得標高 1177

 

 

今日の高度上昇!えぐいです。

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<支出>

朝食 カレー

昼食 1050 まさご 中華そば大盛 ごはん

夕食 パン

食料品 506 パン うどん もやし 味噌汁の素

観光 730 御朱印 高山陣屋

入浴 400 ひらゆの森

宿泊 700 平湯キャンプ場

使用金額 3386

 

体重 71.5