一歩前へ

ゴリ旅 酒好きのアラサーが自転車で日本を旅します。2019/04/22福岡発反時計回り

【旅24日目】合掌造りで観光と生活について考える、令和維新の会!

5/15 (水) 晴れ

 

おはようございます!昨夜は久々テントを建て、快適に寝ることができました。

今日は岐阜へ向けて更に自転車を漕ぎます。毎日が登坂で、勝負の日々。午後には足に力が入らなくなってきますが、頑張ろうと思います。

それでは元気にやっていこー୧(๑•̀ㅁ•́๑)૭✧

 

・・・

 

f:id:kakkunn1031:20190516165353j:plain

昨夜の寝床です。屋根があって雨も降りこまず、フライシートなしでテントを建てていました。濡れたものをしっかり乾燥させます。できればもう雨の中ライドはしたくないものです。ε-(´・ε・̥ˋ๑)

 

f:id:kakkunn1031:20190516165502j:plain

たまには自炊風景でも!最近は朝夕自炊するようにしています。今日はうどん2玉にもやしとわかめを沢山ぶち込んで食べます。だいぶ暖かくなったとは言え、日が昇ってくるまでは寒いですし、こういった暖かいものが食べれることは嬉しいことです。( ゚Д゚)ウマー

 

・・・

 

出発してすぐに坂が始まります。

f:id:kakkunn1031:20190516165834j:plain

眺めの良い展望所を見つけては休憩兼ねて写真撮影、のんびりと進んでいきます。

この国道304号線日本の道100選にも選ばれています。 

 

本日の難所!

f:id:kakkunn1031:20190516170047j:plain

五箇山トンネルです!自身最長不倒の3072m!これだけトンネルが続くと本当に神経すり減って、どっと疲れます。上り坂の2倍は疲れます。ただ、昭和59年のこのトンネルが開通するまでは人喰谷をいうところを登り細尾峠を越えて、車で30分かかっていたそうです。自転車のことを考えると恐ろしい。。感謝しなくてはいけませんね。

リアライトを点滅させて運転手に存在を知らせつつ、左路肩に出来るだけよります。それでも路面が悪いことが多く、道路側に膨らまなければならないことがあります。トラックの音と振動、風が本当に恐ろしい。スピードを落として大きく避けてくれると本当に嬉しいですが、ギリギリを過ぎられることもしばしば。出来ることはしつつ、本当に運転手頼みです。( ´•д•`; )

 

f:id:kakkunn1031:20190516170558j:plain

本当に橋とか風景は綺麗なんですけどね。

 

人形山

f:id:kakkunn1031:20190516170627j:plain

綺麗な雪渓の残るこの山!人形山と言います。

仲の良い姉妹がいたが、母が病気になり白山権現に祈願していました。湯治に通い病が治ったので、お礼に山へお詣りへ行ったがところ山が吹雪となり、閉じ込められていましました。翌春、手を繋いだ2人の姿が残雪で現れ、以来毎年人形の残雪が現れるようになったので、人形山と言われるようになりました。

軽くホラーな感じがしますが・・・人形に見えますか?私はよくわかりませんでしたw

 

相倉合掌造り集落

20数キロのをれほど遠くない道のりでしたが、起伏が激しく非常に疲れましたがなんとか到着です。

f:id:kakkunn1031:20190516175010j:plain

世界遺産 白川郷・五箇山の合掌造り集落のうちの一つです。20棟の合掌造りの家が残っています。五箇山は、庄川上流と支流利賀側の深い谷間に点在する七十の集落の総称で、相倉はその典型的な集落の一つです。五箇山には15世紀末には人が住んでいた記録があるそうです。

 

f:id:kakkunn1031:20190516175227j:plain

合掌造りは、その屋根の分厚さに驚かされます。豪雪に耐えるため60度正三角形に造られた急斜面の屋根を持ちます。アマ(屋根裏)で養蚕を行うため、切妻として明り取りの窓を設け、床下で塩硝(鉄砲火薬の原料)の土を培養したため、床が高い。養蚕・塩硝・紙すきは江戸時代の五箇山での三大産業で、これらの生産と厳しい環境への対応から合掌造りが生まれました。

 

f:id:kakkunn1031:20190516180646j:plain

最も古い合掌造りの家です。今は倉庫として使用されています。

昭和初期まで住まれていたそうです。

 

f:id:kakkunn1031:20190516180748j:plain

維持するのも大変です。30年毎くらいに屋根の交換を行います。茅は山の裏側で自分らで生産しています。

 

f:id:kakkunn1031:20190516180849j:plain

写真を撮っていたら、偶然隣にテレビ撮影のクルーとリポーターの方が来ました。

なんの番組かはわからず・・・。

 

f:id:kakkunn1031:20190516181152j:plain

当たり前ですが、今も現役で使われています。民宿をしていたり、農作物を育てていたり。相倉は最も観光客が少なく、あからさまな観光産業を行っている雰囲気がなく、落ち着いていました。最も好きな合掌造り集落です。

 

・・・

 

次の集落へ移動します。

f:id:kakkunn1031:20190516181333j:plain

バスの待合室も合掌造り風です。( ᷇࿀ ᷆ )

 

菅沼合掌造り集落

f:id:kakkunn1031:20190516181513j:plain

こちらには7棟の合掌造りがあります。

 

f:id:kakkunn1031:20190516181549j:plain

道路から集落へは、なんとエレベーターがあります。

見学していると観光バスから中国人が沢山排出されてきたので、そそくさと後にします。

 

・・・

 

f:id:kakkunn1031:20190516181928j:plain

道中にあった最大級の合掌造り 岩瀬家です。いくつかこういった家が点在しています。堂々たる風格があります。

 

f:id:kakkunn1031:20190516182253j:plain

道の駅 上平(ささら館)で昼食です。五箇山旬菜工房 いわなへインします。これが大当たりでした!いわな料理が食べれるお店なのですが流石に手が出ず、ランチを注文します。おろしトンカツにエビフライ、からあげ、タラの芽のてんぷらが付いてごはんおかわり自由!これで980円は素晴らしいと思います。お味も最高!是非お寿司やいわな料理も食べてみたくなりました。

 

・・・

 

f:id:kakkunn1031:20190516182720j:plain

お腹一杯になって自転車を漕ぎだします。飛越峡合掌ラインですと?これが少し面白いんです。

 

f:id:kakkunn1031:20190516182840j:plain

火の川原橋を渡ります。

 

f:id:kakkunn1031:20190516183016j:plain

富山⇒岐阜へインします。

1.福岡⇒2.山口⇒3.島根⇒4.鳥取⇒5.兵庫⇒6.京都⇒7.滋賀⇒8.福井⇒9.石川⇒10.富山⇒11.岐阜

 

f:id:kakkunn1031:20190516183138j:plain

宮川原橋を渡り再度富山県へ。

f:id:kakkunn1031:20190516182926j:plain

小早川橋を渡り岐阜県へ。

 

f:id:kakkunn1031:20190516183222j:plain

成出橋を渡り富山県へ。

これを計7回繰り返します。

 

f:id:kakkunn1031:20190516183334j:plain

最後に合掌大橋を超えて富山県へ別れを告げます。

f:id:kakkunn1031:20190516184534j:plain

庄川という川の沿って県境が存在するため、その川を道が行き来することこでこのような不思議な現象が起こっています。

 

白川郷

道の駅白川郷へ寄ってお聞きすると、24時間開放の情報室で野宿を許可していただきます。有難いことです。

そして2キロほど漕いで白川郷へ到着!さっそく全体を見渡せる場所へ!

f:id:kakkunn1031:20190516183420j:plain

最大の集落で、沢山の合掌造りの家が残っています。

右側の観光客が通る通りにはあまり合掌造りはなく、新しい店舗用の建物が並んでいます。

 

観光客があまりに多いので一旦白川郷の湯へ退散します。4日ぶりのお風呂でしょうか?毎日シートで拭いたりはしますがやっぱり気持ち悪くなります。お風呂は最高ですね!

ちなみに、日本人の観光客は平日の為かあまりおらず、中国系が8割、欧米系1割といったところでしょうか。福岡もですが、どこに行っても中国人がいますね。

 

夕方になるのを待って散策します。地元の方が生活されているので邪魔にならないように。

f:id:kakkunn1031:20190516184807j:plain

f:id:kakkunn1031:20190516185507j:plain

良い感じ!何十年mぽ前から変わらない景色なのでしょう。

 

f:id:kakkunn1031:20190516185313j:plain

パンフレットとかで見る3つの大きな合掌造りです。田んぼに水が張ってあり、夕方で風もなかったので綺麗に反射しています。ずーっと道を真っ直ぐいった、一番奥にあります。知らなかったら恐らく辿り着けません。

 

f:id:kakkunn1031:20190516185412j:plain

自転車と一緒に1枚!いえーい!(*‘∀‘)

 

ゲストハウス たろえも

 白川郷の撮影を満喫していると、声をかけて頂きます。

f:id:kakkunn1031:20190516193242j:plain

ともかつさんです!自転車やバイクを乗りこなし、キャンプもして青森のねぶたにも参加している旅人です。白川村に住んでいて、白川郷の写真を撮りにきていたところでした。白川郷の写真ポイントを教えていただき、この先の道のことなどお聞きします。ぽ話していると、「うち泊まる?」と誘っていただきます!道の駅より全然楽しそうだし、ありがたいお話!喜んでお願いします。

実はともかつさん、平瀬と言う地域でゲストハウスをしている方でもありました。白川郷からは12km程度あり、18時も過ぎていたので暗くなるまでギリギリの時間・・・。風呂上りですけど汗をかかない程度に飛ばしていきます。この辺の山道はもちろん街頭などなく、真っ暗になりそうです。本当に真っ暗になると同時に到着、安堵します。

 

f:id:kakkunn1031:20190516193921j:plain

たろえもは宴会状態!ともかつさんは元々海上自衛隊で調理を担当していたので、料理が上手なんです!ぱぱっと美味しいものを作ってくださいます。なかでもチャーハンは絶品でした!

この日はどうやって白川村をこの先良くしていくか、大事な話し合いが行われている場に参加させて頂きます。実際に合掌造りに住んでいる方や、東京から移住してきて白川郷ヒト大学というインターンや移住者を受け入れている方、金融関係、観光誘致関係の方など様々です。合掌造りの村、特に白川郷は50年ほど前から民宿をするなど観光に力を入れてきました。そこでその景観が認めれ、1995年世界遺産に登録されることとなったのです。人口1600人の小さな白川村に様々な地域から観光客が押し寄せ、実際over tourismの状態になってしまっています。生活している空間に大挙して押し寄せ写真を撮り、時に道路以外の場所に立ち入ってしまう・・・。世界遺産となり、観光客が来ることでお金は落ちるようになったかもしれませんが、その反面今の合掌造りを維持したりすることも大変です。不便もありますし、今風の家にも住みたいとおっしゃっていました。また、白川郷以外の地域もどうしたら人を呼べるか、また継続して観光客を呼び込むにはどうしたら良いか。議論や問題点は尽きません。

だけどこうして若手と言われる方々が危機感を抱き、現状を改善しようと集まり、議論できている場所は安心できるのかなと思ったりもします。

 

f:id:kakkunn1031:20190516195001j:plain

地元 平瀬酒造の久寿玉 寿 金箔入りのお酒です!少しキリっと辛口で癖がなく、どんどんと進む美味しいお酒です。

令和 維新の会と称し、どんどん平瀬を、白川村を良くしようと皆が動いているのです。

 

・・・

 

まだまだお話したかったのですが、0時を過ぎて気づいたらその場で寝ていました。折角布団で寝れるチャンス( ´•д•`; ) 結局5時過ぎまで話し合いは続きました。

明日は午後からまた雨予報に変わっています。少し進み早めに雨宿りできる場所を探したいと思います。

5月15日はあのスカイラインの開通日なのです。行けるかな。(*‘∀‘)

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。ブログランキングに参加しています。旅を応援してくださる方は1日1クリックお願いします。順位とテンションが上がります(^_-)-☆< 

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周(自転車)へ
にほんブログ村

 

drive.google.com

<データ>

出発地 道の駅 福光 8:30

到着地 ゲストハウス たろえも 19:00

走行距離 73.81

総走行距離 1481.07

平均速度 12.3

最高速度 45.8

獲得標高 1692

<支出>

朝食 うどん

昼食 980 旬菜工房 いわな

夕食 1000 たろえも 宴会

食料品 269 もやし 豆腐 パン

入浴 700 白川郷の湯

宿泊 ゲストハウス たろえも

使用金額 2949

 

体重 71.5